そんなの大したことじゃないだろう、と云うわけには行かないのだよ。たった15分の記者会見、通告済み質問4件。終わったあと朝日新聞の記者が重ねて質問を投げると、官邸職員が彼の腕をとって「ダメだよもう、おわり、おわり」といったそうだ。それを聴かれた菅官房長長官が「腕をつかんだという報告は聞いていない」と会見で答えた。「そうなんですよ、腕をつかんじゃってねぇ、これじゃ問題ですよねぇ」とでもいうのかと思ったら（実はそんな勇気は彼にはない）気色ばんで否定した。つまり、つかんでいるってことでしょう。
大したことでございます。
BS-TBSの「報道1930」に東大・先端研・名誉教授の児玉先生が出演。PCR検査というものは研究者にとってはずっと昔からその辺にあるツールだから、各大学はみんな持っているが、なにしろ文科相が各教育機関の閉鎖を指示してしまったので、多大では稼働することができなかった。しかし、先端研はその成り立ちからして、航空機内でいざという時に降りてきたマスクをまず自分がしてから他の人のアシストをするのと同じように、独自ルールを持っているから稼働することができたという。世田谷区の保坂区長は先端研と協力していて、下北と三茶を抱える世田谷がそこを中心に、そしてエッセンシャルなワーカーの人たちを優先枠を作って検査していこうとしているという。なぜこれを国レベルでやることにならないのかという質問に対して、リーダーの考え方だけだと。わかりやすい。
