昨日はうちの方まで雷雨がやってきて、ひと騒動あった。どんどん黒い雲が西北の方から近づいてきているなぁと思って窓から首を出して眺めていると、昨年建ったばかりの近所の集合住宅のあちこちのベランダに、人が顔を出している。東を向いているベランダなので、直接近づいてくる雲を見えてはいない。そのうち雷鳴がどんどん近づいてくる。何軒ものベランダから人が部屋に引っ込んでいく中で、一軒のベランダに出ていた男性がそこに置いてある椅子に座り込んだ。風向きが後ろからになるので直接濡れることはないだろうという読みで、雷鳴と雷雨を楽しもうという寸法らしい。ずっと先に見える某自動販売機飲料販売会社では,車が出入りする屋根したの絶対濡れないところに、40代とおぼしきすらりとした男性が二人仁王立ちになって、雷鳴を一気に受け止めて、雷雨の到来を待ち受けている。そして私はカメラを抱えて窓から見ている。
そのうち、とうとう雷鳴がガンガンとどろく状態になってくると、さすがにベランダの男性は室内に戻ったが、仁王立ちの二人はたじろぎもせずに立ち続けている。お前ら、仕事は良いのか、と心配してやる。長い長い雷鳴が続いたと思ったら、とうとうスカイツリーに稲光が刺さったと思ったらバリゴワァ〜ンバリバリとものすごい雷鳴がとどろいた。
これで一気に温度が下がるのかと思いきや、なんという変化もない温度のままだった。残念至極だったが、その後小一時間経ったら西の空に陽射しが戻ってきた。こりゃ多分出るなと思って待ち構えていたら、案の定スカイツリーの上に二重の虹が出た。
暑い中でありながら、カレーを作った。