辞めたら終わりってことじゃないわけで、問題はこれからだね。政権交代にまで持ち込むことが可能か、そして、森友、加計、サクラ、なにもかも、未解決のままだし、彼の仲間の下村博文も、甘利明も自分の疑惑をなにひとつ解決せずに頬っかむりしたままだ。
内閣記者会のメンバーの質問が終わって、フリーの番になって最初の質問は江川紹子。IT化の遅れを指摘したんだけれど、あいつにとっては想像もしたことがない課題だった。その後、大胆にもビデオニュースの神保哲生を指名。記者会メンバーからの質問に原稿を持って答えるというスタイルはそもそも記者会のお膳立てなのか、総理の発案なのか、そしてそういうスタイルで会見をやってきて、総理自身は何かを感じないのか？というとても良い質問だったのだが、安倍晋三の答は、そもそもこの質問答弁のやり方は、正確を期すために以前から行われていたもので、私が始めたわけではないといって、肝心な回答をしないでごまかした。そして驚いたのは西日本新聞の女性記者の質問だったのだ。「政権の私物化という批判を受けているけれど、どうなんだ」と聞いた。彼女はパソコンを置いて、パチパチたたき込んでいたから，ただそれだけにやってきたのかと思っていたんだけれど、指名されてこれを聞いたんで私はぶっ飛んだ。素晴らしい！もちろん安倍晋三の答は「私物化してきたつもりは全くない」なんだけれど、本人に、お前は政治を私物化してきたんだ！と突きつけた勇気は称えたいと思う。
こういう質問を、安倍晋三万歳連中は、枝葉末節に堕した質問だというのだけれど、橋下徹のように「たくさんの功績を残した中で、未だ至らなかったものもあるけれど」と大嘘をフジテレビでいい放つ奴らもいるのだ。本当にフジテレビはひどいよ。
