ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

学術会議

日本学術会議」の新会員の任期が、1日始まった。しかし、菅義偉首相は学術会議が推薦した候補者105人のうち、6人を任命から外した。

 これまでなかったことである。これまでは推薦された研究者全てを任命してきた。ところが菅義偉はここから初めて6人を拒否した。拒否する権限が与えられているとは法にはないそうだ。
6人は全員が文科系研究者。

小沢隆一・東京慈恵会医科大教授(憲法学):2015年7月、衆院特別委員会の中央公聴会で、野党推薦の公述人として出席。安保関連法案について「歯止めのない集団的自衛権の行使につながりかねない」と違憲性を指摘し、廃案を求めた。

岡田正則・早稲田大教授(行政法学):「安全保障関連法案の廃止を求める早稲田大学有志の会」の呼び掛け人の1人。沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設問題を巡っては2018年、他の学者らとともに政府の対応に抗議する声明を発表

松宮孝明立命館大教授(刑事法学):2017年6月、「共謀罪」の趣旨を含む改正組織犯罪処罰法案について、参院法務委員会の参考人質疑で、「戦後最悪の治安立法となる」と批判。

加藤陽子・東京大教授(日本近代史):憲法学者らでつくる「立憲デモクラシーの会」の呼び掛け人の1人。改憲特定秘密保護法などに反対してきた。2010年に「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」で小林秀雄賞を受賞。政府の公文書管理委員会の委員も務めた。

宇野重規・東京大教授(政治学):特定秘密保護法に対し、「民主主義の基盤そのものを危うくしかねない」と批判。「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼び掛け人にも名を連ねていた。2007年に「トクヴィル 平等と不平等の理論家」でサントリー学芸賞受賞。

芦名定道・京都大教授(哲学):「安全保障関連法に反対する学者の会」や、安保法制に反対する「自由と平和のための京大有志の会」の賛同者。

 誠にわかりやすい馬鹿馬鹿しいほどの偏狭的な反民主的政権の姿を露呈。こいつらに政権を持たしておくと、ロクなことにならないということを非常に早い段階で証明したといえる。これは大変に重要なことであって、マスコミあげての批判に晒さなくてはならない。
 ご飯論者たる頭の使い方を間違えている加藤勝信官房長官がフジテレビ系列(つまりヨイショテレビ)の番組に出てきて、(今回任命されなかった6名は)「拒否したのではなくて、総合的俯瞰的観点から活動して頂くということ」とコメントしたそうだけれど、なんだ!それ!で自分で自分がいっていることが理解できていないだろう。ここで私たちは心を決めないと、これから先とんでもないところまで飛ばされることだろうと思う。