ピアノの乾信夫を久しぶりに思い出した。TBSラジオの深夜にちょっとした弾き語りの枠を持っていた。このしゃべり方がオネェっぽくて、聴いていたガキには異次元を感じさせた。赤坂の小さなホテルの下にあったジャズの店で弾いていたと聞いた。あの店には行ったことがある。八城一夫だったかなぁ、その時のピアノは。世羅だったりしたなぁ。
なんでそんなことを思い出したのかというと、亀渕昭信の記事を「こころ2014vol.21」で見かけたからだ。当時全くニッポン放送は聞いていない。大きな理由は、うちのあたりではニッポン放送が入りにくかったからではないだろうか。だから、「カメ＆アンコー」というのを知らない。東京の連中は知っていたらしいが、私はもっぱらラジオ東京というか、TBSだった。それにしちゃ、高崎一郎の癖のある喋りも知っている。文化放送は土居まさるだった。本名ではない。提供は栄進予備校だった。予備校がスポンサーするわけだ、聞いているのは受験生ばっかりだ。
で、乾信夫だ。番組の冒頭からピアノを弾きながら、「きょうはねぇ、とっても可愛い、カップルを見つけちゃったのよね、それがねぇ・・・」と喋るんだよねぇというと、当時聞いていた連中は喜んでくれる。いろんな人がいたことを思い出すねぇ。
こういう回顧談がダラダラと出だしたら、そろそろ人生のまとめに入っているのかなぁ。
ところでラジオといえば、ひとつ不満がある。東京の民放三局はわいどFMでも放送を流している。しかし、NHKは第一も第二もAMのままだ。これもわいどFMで流して欲しい。そうすればもっと綺麗に聴くことができそうだ。しかし、NHKはテレビもチャンネルを減らそうとしているらしいから、そんなことをする気はないか。だったら、ネットで聞けというのか。みんながみんなネットに繋がっているわけじゃないんだよね。できれば駐留軍放送もわいどFMで流して欲しいが、こればっかりは占領軍の思いのままだからなぁ。
