映画「愛情物語」といえば、カーメン・キャバレロのピアノ「To Love Again」ですね。聞き慣れたメロディーでございます。原典はショパンのノクターンでございます。しかし、この映画、見たことがございません。もちろん筋も知りません。大体、タイロン・パワーと云う役者の名前は知っていても、どの人がこの人なのか、わかりません。
そんな状態のまま、今日の午後テレビを見ていたら、そこに映っていた映画が1956年制作の「愛情物語」原題「The Eddy Duchin Story」なんでございます。二人して、「へぇ〜ッ、これがタイロン・パワーってんだ!」と大喜びでございます。実在したピアニスト、エディ・デューチンの人生を描いたンだってんです。これが次から次に思いもよらぬ出来事の連続で、多分その当時に見たら、涙、涙だったのかも知れません。しかし、今見ると、この主人公はいらついてばかりいるわけで、なかなか心安まらないことこの上ないのでございます。
タイロン・パワーって誰かに似ているなぁと思ったら、目のぎょろっとしているところだけは、近所の帽子屋さんの旦那の目でした。当時は色男だったのかも知れませんが、やっぱり、人の顔ってのは、時代があるんだなぁと思わせます。今日は良い勉強を致しました。