ほぼ足りてまだ欲 その先

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思い出す

 何度も何度もの登場で恐縮ですが、この本には出てこないのですが、この本で思いだしたことがあります。
同じ頃の喜劇映画、テレビの登場人物で忘れていけないのが、柳家金語楼です。元はと云えば落語家ですから、のり平さんや八波さんとは一緒ではありませんけれど、ひと頃テレビではなくてはならない存在でした。もっとも露出が高かったのは、NHKの「ジェスチャー」で水之江滝子とレギュラーでしたが、金語楼といったらTBSでやっていた「おトラさん」でございますね。元はと云えば読売新聞に連載されていた西川辰美の漫画でございます。
 おトラさんは女中さんなんですが、周りは当時良く見たコメディアン。平凡太郎、若水ヤエ子といったところが常連で、金語楼の姪っ子の小桜京子(この辺は桜京美と間違えそう)、そして「こんちわぁ〜!やっまざきやでござぁ〜い!」の谷村昌彦。そういえばあの人はどうしてたんだろうと思ったら、2000年に膵臓癌で亡くなっていた。享年73歳。柳沢真一もなぜか、金語楼ものには良く出ていた。元はと云えば戦後のキャンプ周りでデビューしたジャズ歌手。芸達者な人で、独特の世界を持っていてかなり売れた。福祉活動で知られるようになった時には、思わず同一人物かと訝しかった。今でも健在、かどうかは知らないけれど、訃報は聞いていない。ところで逗子とんぼはどうしたんだろう?
 テレビのおトラさんのスポンサーは「ノーシン」の荒川長太郎合名会社だったそうだけれど、伊勢湾台風で被害を受けて打ち切られ、NETに番組ごと移ったという。凄いことをやりますなぁ。この問のスポンサーは丸井だったそうです。この辺全部ウィキペディアの受け売り。金語楼で薬となると、非常に印象に残っているのは日本臓器の「マスチゲン」です。金語楼が「血、血、血を増す、マスチゲン!」と唄う。そういえば当時の薬の宣伝は印象に残るものがあります。もうひとつの雄は三共製薬の「ミネビタール」で、土曜日の夜、TBSの「日真名氏飛び出す」で良く唄われていたコマソン。但し「いぬがワンワン」じゃなくて「おうちのパパは歳取ったけど」の方。