ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

MUJI

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 散歩に出なくては、と焦るようにして家を出る。たまった古新聞をヨイショと担いで集合住宅のゴミ置き場に運ぶんだけれど、昔はこともなく運べていたものが、今じゃ、なんだか担いだ途端に、血圧が一気に上がるような気がする。
 都営地下鉄の駅まで坦々と歩く間にも、あちこちお店が変わっている。今年くらい次々にお店が入れ替わっているのはないだろう。密かに鳥の水炊きやだったところも、まるごとスケルトンにしていた。
 東銀座へ出て、マロニエ通り(いつからこうなったんだろう)を東急ハンズへ向かう。人通りは元に戻っているけれど、こんなことで良いんだろうか。案の定、感染者数はぐんぐん伸びている。もっとも自分もそのうちのひとり。ところがハンズに入ってみると、全くガラガラで、こんなことでは商売はあがったりだろう。ハンズに何しに来たかというと、老眼鏡を探しに来た。安くて薄っぺらい,鼻眼鏡にできるものを探しに来た。ようやくこれなら良いかもなというものを見つけた。2,000円くらいなら安い方だろう(百均で売っているのはどうして鼻眼鏡にできるようなものがないのだろう)と思ってサンプルを見ると、やけに蔓が太い。気がつくと、なんと小さなボタン電池がついていて、小さなスイッチを入れると、LEDが光る。思わず、冗談としては良いなと買った。家に帰っておおいに馬鹿にされた。LEDをつけて前から見るとかなり眩しい。長い飛行機旅の時に、暗闇で本を読むのに丁度良いじゃないか。でも、CAに嫌がられそうだ。
f:id:nsw2072:20201107024755j:plain:w240:right 教文館に行こうと、無印の前に通りかかる。混んでたら辞めようと思ったんだけれど、意外に空いていたので、飛び込んで、informationのお姉さんに、『室内履きを売っていますか?』とうかがったら、ぽぉ〜ンと『はい、4階です!』と返事が返ってきて、即座に上がる。なるほど、温かそうなスリッパや、踵のついたスリッパと並んで、アクリルボアが張られた、UGGみたいなものがあった。裏も柔らかい人工皮のようなものになっていて、これなら、音がしなくて良い。今履いているムートン皮のものは裏が硬いもので張ってあるので、音がしてうるさい。
f:id:nsw2072:20201107024306j:plain:w240:left エスカレーターで降りながら文具のところを見ると、昔懐かしい鉄ペンの万年筆を発見。これはたった1,000円ながら充分使用に耐えるもので、これが残っていたのは嬉しかった。無印は、独自の出版もやっていて、自分の商品の一覧を冊子にしたものとか、気になる作家の特集文庫なんてのも出していて、こちらの分野を始めたその理屈をお伺いしたくなる。で、驚いたのは、古本を扱っていることだった。絵本や、写真集や、雑誌の古本棚があって、嬉しかったのは、その一角に「考える人」のバックナンバーが数冊あったことだった。これでかなり雰囲気が盛り上がり、ヤマケイが出している「手塚治虫の山」と朝日文庫長谷川町子「仲良し手帖」を買ってしまった。これでますます気分が昂揚して、一階でカレーの新商品を4点買ってしまう。これはばれるとまたなんだかんだいわれそうなので、黙って食料庫にしまった。
 今日は気分が昂揚しまくっていたので、9千歩を超える。米国大統領はまだまだ決まらず、参議院予算委員会では、菅義偉がもはや詰まれているにもかかわらず、ご飯食べずにパン食べたの加藤勝信官房長官とともに、言い訳に必死だが、共産党小池晃にメタメタにされる。もう謝るしかないのにもかかわらず、グダグダと同じ台詞を「先ほども申し上げましたが・・」と繰り返す。加藤勝信の『ですからぁ・・』も聞き飽きた。