婚約をしてから今年で49年になります。ま、結婚してから49年でもあるんですね。婚約したのも結婚したのも1972年でしたから。で、その年の夏に、義理の弟が欧州へ旅行しました。そして買ってきてくれたのが、腕時計だったわけです。ま、婚約指輪のお返しって奴です。その時計はこれまでに、2-3回のメンテナンスはしましたが、そのまま動いております。しかしながら、いつでも5分は遅れておりました。ま、いつでも遅れているわけですから、それを承知さえしていれば、なにも困りませんね。
近頃、いろいろなデーターを出してくれる、Apple Watchの様なものやら、どうせの腕時計だったらスイスの鉄道会社が使っているモンデールみたいなものに、色目を使っていたのです。ところが、そうこうしているうちに気がつくと、この49年前に買った腕時計が遅れていないことに気がついたんです。テレビの画面に表示される時間と比べてもほとんど同じなんですよ。どういうことでしょうね。買い換えられちゃうぞとやつが気がついたというわけでしょうか。この歳になってお払い箱になったら困るなぁと思い出したってことですかね。それとも、最後のあがきとして頑張ってみているんでしょうか。