なんでも2032年のオリンピック・パラリンピックの開催が豪州のブリスベンになったとか、なりそう、とか云うニュースを聞きました。11年も先のことですから、もうほとんど私が生き残っている可能性は限りなくゼロにちかいだろうというので、ほとんど興味も無いのですが、ブリスベンにとってはとても重要でございましょうねぇ。ともかく何よりも豪州国内でも、アデレードに先を越されなくて良かったと万歳三唱ではないでしょうか。あ、万歳なんてしないか。
なにしろメルボルンが1956年にシドニーに先駆けてオリンピックを開催してしまいましたから、シドニーは悔しくて悔しくて。なんたってどんなことでも、メルボルンとシドニーは対抗しております。メルボルンがシドニーのハーバーブリッジのことを「ハンガーみたいな橋」と馬鹿にすれば、シドニーはメルボルンの「ヤラ・リヴァー」をどぶ川と馬鹿にするというわけです。で、無事シドニーは2000年にオリンピックを開催することができて、両都市は無事、その役割を果たしたわけです。で、こうなると、しばらく豪州にオリンピックの順番は回ってこないだろうと思っていたら、ブリスベンでございます。そんなに大きい都市ではございませんし、むしろこれまで夏のオリンピックが開かれた都市の中ではもっとも小さな街なのではないでしょうか。
そして、問題は季節です。ブリスベンの夏に開かれるとしたら、それは丁度今頃になりましょうか。その場合、北半球ではバスケットボールは正にシーズンまっただ中ですし、サッカーもそうですね。もちろんラグビーもそうです。そして野球はシーズン前です。そうかといって、北半球の夏にあわせたら現地は真冬になってしまいます。もちろんブリスベンはシドニーに比べたら赤道に近い分暖かいとはいえ、冬は冬です。シドニーの時は、9月の後半に開催されました。メルボルンの時は年末でしたね。もうひとつの問題は馬術競技です。豪州は動物の検疫は非常に厳しく、メルボルンの時は馬術競技はストックホルムで開催されました。シドニーの時はどういう理由でか、シドニーで開催されていますねぇ。
ま、私には関係が無さそうだから心配する必要はないのですが、ブリスベンで、世界からやってくるであろう観客を収容できるとはとても思えないのが心配です。ブリスベンは数回行ったことはあるのですが、全部仕事絡みで、観光でいったことがないので、あんまり良い想い出もございませぬなぁ。
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