ほぼ足りてまだ欲 その先

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卒業式

f:id:nsw2072:20210308013115j:plain:w360:left 日曜日の夜、23時から一時間、TBSラジオ中村メイコ/石澤典夫が「文化の泉 ラジオで語る昭和のはなし」という番組をやっている。民間のラジオなんだから、当然コマーシャルが入るんだけれど、この二人だと、どうしてもNHKのラジオを聞いているような思いを自然に持ってしまう。不思議なものだ。
 概ね、毎週日曜日は(今更週末もなにもないのだけれど)このくらいの時間帯に、風呂に入ってラジオを聞いている。今日はこの番組で、「卒業式」の話をしていた。それで自分の卒業式はどうだったのかと想い出してみようとしたんだけれど、どれひとつも思い出せない。おぼろげながら、とか、そんな程度のものではなくて、全く思い出せない。まるっきりなのだ。
 小学校の卒業式は清水だった。中学の卒業式は大森だった。高校の卒業式は品川だった。大学の卒業式は池袋だった。全然記憶がない。わずかに覚えているのは、小学校の卒業式で各クラスの代表というのが卒業証書を代表して前に出ていって55人分を受け取るんだけれど、それがなんで自分じゃなかったのか、と思ったことだけだ。
 理由は多分、卒業式の前に判明してしまった入学試験落第、という結果だったのだろうと思う。某国立大学附属中学に落ち、滑り止めの某私立大学附属中学に進学することになった。高校への進学は、都立高校の第一志望に落ち、学区内合格者として、辛うじて全然知らなかった都立高校に進学。大学への進学は二校受験して連敗。予備校へ進学。つう訳で面白くない局面ばかりだったからだろう。じゃ、大学の卒業式はどうかというと、遊び暮らした学生時間に別れを告げるのが悲しかったのか、全く覚えていない。
 その代わり、企業勤めの卒業式は、イヤな話ばかりだったから、良く覚えている。いや、悲しいねぇ。
 人生の卒業式が近い。もうすぐそこだ。