ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

銀座

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 雨が降って寒い一日。最高気温は10℃に満たなかったかも知れない。今日は「国際婦人デー」なので、もう一回雨の中、蔵前神社のミモザを見に行った。なんと昨日に続く再訪である。昨日に比べたら神社を訪れる人の数は数えるほどだ。雨の中でミモザの花はどのように写真に写るんだろうかと興味津々だったのだけれど、全く何の変わりもないので、実にがっかりしてしまった。椿の葉のように、水滴がとどまるようなら、写真も面白いのだけれど、これでは全く面白くない。しかし、蔵前神社はミモザだけではなくて、なんという種類か、知らないけれど、桜が満開で、この雨で花びらがちらほらと散り始め、境内の玉砂利の上はピンクの絨毯と化そうとしている。

f:id:nsw2072:20210308220143j:plain:w360:left 大江戸線で、「勝どき」へ出る。ここから都バスで銀座四丁目まで出る。靴のマドラスの銀座の店というよりもショールームがシャッターが降りている。1月終わりから毎週月曜日は臨時休業にしているそうだ。和光のディスプレイがどうなっているのかを見たいな、と向こうの日産のショールームの屋根下に入って、カメラをとりだしていると、小学生の男の子が日産のショールームに出たり入ったりしている。入りたいらしい。するとお父さんが「入場料金無料なのか?」といっている。そういえばこのショールームには私は入ったことが一度も無い。興味が無いというのはこういうことだ。

f:id:nsw2072:20210308220236j:plain:w240:right 和光の前の地下鉄へ降りる階段小屋の前に小さな花束が立てかけてあった。はっはぁ〜、多分、ここにいつも立っていたあの托鉢僧に捧げたものならん。東京新聞の記事で知ったのだけれど、彼は、望月崇英という名前で、今年の1月18日にCOVID-19で66歳で他界したのだそうだ。私も何回か後ろから彼がかぶった大きな傘を写真にしたことがある。最初の頃は、なんでこんな目抜きにわざわざ立つんだろう、と胡散臭く思っていたが、亡くなってからは新聞に記事になっている。被災地でお経を上げたんだという。僧籍を持つ人だったわけではなさそうだけれど、人のためにお経を上げたと書いてある。この小さな花束のことをFacebookに書いたら、銀座の小さなライブハウスを営んでいるプロのカメラマンが知っていた人だと書いていた。

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2015年11月5日

 教文館で「月刊みすず」を置いていないかと聞いたら、毎年1/2月の合併号だけは置いているという。しかし、通常の「月刊みすず」を置いている店は少ないんじゃないか、という。そうかも知れない。そういいながら、今教文館の一階から二階へ上がる階段の踊り場はみすずの刊行物を特集している。みすずの本は読みたいが、とにかく高いので、こんなお爺さんには手が出ない。雑誌を三誌手にしたが、どれもお爺さん向けのものではなかった。文藝春秋が特別編集したムック「半藤一利の昭和史」と平凡新書の「歴史探偵忘れ残りの記」を入手する。

歴史探偵 忘れ残りの記 (文春新書)

歴史探偵 忘れ残りの記 (文春新書)

 銀座の街にも大きな波がやってきているそうで、それこそ時代の変わり目にいる。洋服の青山を多店舗展開する青山商事は全体の二割に当たる160店舗を閉鎖するそうで、銀座の店も完全閉店するといってセールをやっている。
 京橋の高速道路下にあったチョコレート屋さんのところにはフェンスになっていて、どうやら中は解体している。先日モンベルに行った時は京橋の方から入ってそのまま帰ってしまったので、気がつかなかったのだけれど、昨年の7月にとっくにお店は閉めていたのだそうだ。お金持ちの方々がおられるような地域でやっているそうだ。そういえばあの美々卯労働争議になっていたが、お店を閉めてからそれっきりだ。
 どうやら並木通りにビックリするようなブランド屋さんのビルが建ったそうだけれど、とんと縁がないので、見に行く気にもならなかった。
 都営地下鉄の宝町の駅に降りるエレベーターに乗ったら、あとから乗ってきたオジサン二人が大きな声で喋り続けるから「エレベーターの中では喋るの辞めて!」と顔も見ずにいってやった。「済みません」といって降りていった。

 私はAmazonでプライム契約をしている。これをやっているとkindle版を十冊落として手元に持っていることができる。その対象書籍の中に「独学大全」があるのを発見した!慌ててダウンロードした。なんといっても2,800円する本なので、なかなか手が出せないでいた。図書館で予約をしたら、「あなたの予約番号は50番」と出ていた。今でもまだ私の前に38人がいる。到底順番はなかなか回ってこない。電子書籍で読むのは後腐れが無くていい。