ほぼ足りてまだ欲 その先

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散歩

 目的のない散歩はつまらない。どこへ行くあてもなくて、なにかを買う予定もなくて、ただ歩くだけの散歩はつまらない。しかし、そういう時がどうしてもある。買い物をする必要もないし、医者に行く用事も無いし、見たいものはないし、あちこちの花はもうほとんど春咲くものは咲き尽くしてしまったし。おかげでこれまで名前も知らなかった多くの花に遭遇することが出来たのは良かったとは思うね。
 大きな理由のひとつは外食を原則として避けている、という点にもある。いつもの年だったら、カツ丼や天丼を食べに行く、あるいは海鮮丼を食べにも行くわけだけれど、お店の中にはいること自体が、憚られる。飲食店を経営している人たちは皆さん、困っていることだろう。こういう類いの年寄りは多いだろうから。それでも、人気のあるお店の前を飯時に通ると、結構な数のお客さんが入っている。

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 政府も、都庁も、感染拡大を如何に抑えるか、という観点の行政を全くやっていない。みんな自律してね、とお願いするだけ。だから渋谷なんか、テレビで見ると、学生諸君がバカ騒ぎをそのまんまやっているし、8時や9時で呑み屋を追い出されても、その辺の路上や公園で自動販売機から酒を買ってきて、宴会やっているらしい。大体自販機で平気で酒が買えるという環境も凄いものがある。誰でも買えちゃうしね。それにしても、世の中COVID-19が我が物顔に蔓延していながら、自分だけにはうつらないだろうという思い込みもバカげている。行政府は全てやっている振りをして、その有効性を検証していないんだから、抑え込むことができるわけがない。
 挙げ句に福島第一原発から放射能の多核種によって汚染されている水をあそこから垂れ流すという決定をしたというんだから、よくぞまぁイケシャァシャァと総理大臣でございとぶつくさ訳のわからんことを呟いて、平気でいられるものだと驚くほかない。もう魚も怖い。多分もうみんな忘れているようだけれど、葛飾区の水元公園の中には未だにホットスポットが存在している。隣のマンションの屋上が見えるのだけれど、雨水が集められて排水溝へ流れる道筋が茶色く見えている。多分誰も気にしていないけれど、あそこを計測したら、結構な数字が出るだろうと思う。

 目に見えないというのは、知らん顔も出来るけれど、これほど怖いものはない。