ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

テレビ

 テレビを見るのは夕飯時とか、MLBを見る時くらいなんだけれど、それでもほとんどの時間、このテレビはつれあいのためにある。彼女は、居間のテーブルの上で、趣味のキルトづくりをしながら、吹き替えられたアメリカのドラマを見ている、というより聴いている。私はその一連のドラマを「人殺しドラマ」と呼んでいる。なぜなら、きっと誰かが殺されたところから始まるからだ。それで必ず検視官が死体解剖からなにがしかの捜査に関連する事態を読み取る。だからまた死骸が登場する。一方かならずデジタルデーターを駆使することの出来る登場人物がいて、そいつは概ね、一般の人から見たら驚くようなキャラをしている。そんなドラマを見るというよりも聞きながら縫い込んでいる。怨念が籠もりそうだ。こういうアメリカドラマを見ていると、日本のドラマの多くはその原点がそこにあることに気がつく。テレビが始まった頃から、日本の番組のほとんどはアメリカの番組をパクることで成り立ってきた。

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 うちの夕飯はほとんど午後7時を目途に始まる。だから、前半はNHKのニュースを見ているが、その先はBS-TBSにいって「報道1930」を見る。この番組と、土曜日の午後5時半からのTBSの報道特集は必ず見ている。まともなニュース系はもうこれくらいしかない。テレビ朝日はもうメタメタで、ほぼ自公維政権のいいなり。NEWS23も見たいが、ほぼその時間には寝ている。
 しかし、その「報道1930」も野球にやられちゃったり、昨夜のように橋下徹なんかが出てくると、むちゃくちゃ腹が立つことになるのですぐさまチャンネルを切り替えるのだけれど、昨夜はちょっとの間、黙って見ていたら、大阪の日本城タクシーの社長が出てきて、維新府政をむちゃくちゃこき下ろしたら、橋下徹の顔がみるみる硬直してきて傑作だった。
 今月から放送時間が木曜日の夜10時半になったBS朝日の「町山智浩の今のアメリカを知るテレビwith association of CNN」は実に勉強になる。彼は映画評論も当然ながら、深堀してくれるので、面白い。ちなみに彼は今度のアカデミー作品賞は「NOMADLAND」じゃないかといっている。これは見たい。しかし、映画館に行きたくない。もう映画館には随分長いこといっていない。