ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ドッと人出

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 昨日は一日中ザンザンぶりだった。寒かった。今朝は一転、お陽様燦々と降り注ぎ、もはや5月の薫風とでもいうような風は吹くものの、お出かけ日和の週末でございます。不要不急のお出かけを自粛して欲しいざます、とおば様は仰いましたけれど、一般ピープルはそんなものどこ吹く風(この辺洒落になってございます)でございます。街中にはドッと人々が出ておりました。ま、私も云い方からすれば不要不急なんですが、隣の区から借り出しておりました5冊の本の返却期間が迫っており、この際と思い立って出かけました。これがいけなかった。
 隣の区の私がいつも行く図書館は、「コミュニティ活動と区内の伝統工芸の拠点」という建物の中にあって、一回には不思議なスペースがあります。折りたたみ椅子が転々と置いてあって「椅子を動かさないで下さい」と表示がしてあります。だから休みに入ってくることができるんだけれど、薄暗い空間にポツンポツンと置いた椅子に座っている人がいると、外から入ってきて、ドキッとします。奥には緑の公衆電話を置いた空間もあって、時として、男の人がぽつんと立っていたりして、甚だ不思議なのです。しかし、そこにはもちろん各階にトイレがありますから、それを利用する人も立ち寄ります。今日は界隈を集団で散歩する人たちがやってきて一階がやけに混んでいます。多分近くのツツジで有名な神社やら、裏の路地を散歩する人たちのようですが、なぜか、団体で行動をするお爺さんお婆さんたちです。
 5冊の本をお返しして、3枚のCDと2冊の本を借り出しました。もちろん予約をしてありました。もはや書棚の本やCDをひとつひとつ丹念に探すのは面倒なのです。しかし、こちらの区立図書館には掘れば掘るほどいろいろな本が出てきます。今日お返しした本も後日もう一度借り出そうと思っているものがあります。
f:id:nsw2072:20210418190247j:plain:w360:left 二停留所分をバスに乗って、不忍池に出ると、あっと驚くほどのボートが出ています。今までとは全く違う雰囲気です。池のまわりを散歩する人たちも、これまでの二倍くらいの人が出ています。それでも池のまわりですから、大きな空間が拡がっているわけです。川鵜は羽を広げて日向ぼっこをし、ユリカモメは杭の上に留まっています。ベンチや縁石にはお弁当をひろげている人もいますし、おむすびをとりだしている家族もいます。陽射しはかなり強くなりました。靴紐を結ぶ「コード・ロック」(この名前がいつも出てこないので、店員さんに説明するのが滑稽なことになります)をモンベルで購入しようと歩きます。近頃のキャンプ・ブームや、山爺婆が増えているからなのか、モンベルの店内もいつもに比べたら数倍のお客さんです。それも、一気に5-6万円のウェアや寝袋を買っていく人がいます。そんな中、251円のコード・ロックを買ってきました。ポイントを使って、現金でお支払いしたのはわずか86円。
 ここでハタと立ち止まります。そうだ、明日の朝のパンをどうしよう。食パンで済ますか、それともやっぱり自分の好きなパンを買いに行くか。とりあえず盛り場へ行くバスに乗ります。バスはまだしも、デパ地下へ行くのに、とんでもない人混みを通り抜けるはめになりました。人力車のにいちゃん達が本のお情け程度に口のまわりに衝立みたいなマウスシールドをしただけで、大きな声を出しています。感染拡大の核そのものでございます。下を向いて、襟を立てて、マスクを手で覆って早足で通り抜けます。バカじゃないか。こんなところを通った自分が悪い。
 これでまた一気に感染拡大するんだろうと容易に想像がつきます。ダメだね。