午後になるとにわか雨かもね、と天気予報が云うので、早めに散歩に出なきゃなぁと思っているうちに野球が始まり、あれあれといっている間に、気がついたら今日は日曜日だからバスの時刻表が違っていて、なんだかんだいっているうちに家を出るのが13時すぎになった。バスに乗ったらすぐにポツポツと降ってきた。バスを降りた時には、傘を出さなくてはならないほどの降りになっていた。西隣の区の図書館へ来る時は雨が振ることなんてなかったからとても新鮮だった。日曜日だからか、買い物の人が多い気がする。図書館の入り口に雨宿りの人たちがいて、入り口を塞いでいる。
今日借り出した図書
- 作者:川 恵実,NHK ETV特集取材班
- 発売日: 2020/03/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2017年8月5日に放送したNHK ETV特集「告白〜満蒙開拓団の女たち〜」のディレクターである川恵美の著作である。旧黒川村開拓団を取材したテレビ番組はNHKだけではなくて、テレビ朝日系もテレメンタリー2019で番組を放送している。忘れてはいけない。
いわゆる歴史修正主義者という類いがいる。自民党の政治家の中には多くいて、そのほとんどが参加しているのが日本会議である。大日本帝国が行ってきた、韓国併合、満州傀儡政権樹立、アジア各国への侵略、文化の破壊、人道的犯罪のほとんどを、大日本帝国の政策の中には良いこともあったとして、その批判をゆえなきものとする立場をとる人たちのことと云って良いかも知れない。
なぜ彼等は事実を事実として捉えることを敢えてしないのか。なぜ大日本帝国という専制君主的ファシズム政権を擁護し、肯定なくてはならないのか。そしてなにゆえ天皇制というシステムに固執するのか。多くの場合、天皇家はその始まりから綿々と続く系統があって彼等が多くの日本国民があがめ奉るべき存在なのだという思い込みの上に成り立っている。あまつさえ、植民地としたり、軍事的に侵略した各地住民にまでそれを強要した。にもかかわらずその政権を擁護する。
しかし、大日本帝国は自ら仕掛けたアジア太平洋戦争で敗れ、それは米国の策略によって引き起こされたものであり、圧迫された国家がその圧力を跳ね返すための聖戦だったとする。その割にそのずっと前から中国にどんどん軍隊を送り込んでいたことはどう始末をつけるのかと云えば、その点についてはどのようなスタンスをとるのか、ほとんど聞いたことがない。
彼等は米国との戦争がパールハーバーをきっかけに始まって以降も、満州へ国民を送り続けた政策をどう思っているのだろうか。
いつものように不忍池の周りを歩いて上野広小路に至る。松坂屋の地下に降りて、パンと昼飯を求める。驟雨のあとだったからなのか、不忍池の周りにはほとんど人がいない。何人ものホームレスらしき人を認める。他に行くところがないからだろうか。
右の股関節が痛むので、バスに乗る時に右足をあげにくい。