いま、twitterではかなりホットになった言葉。元々の始まりは、歴史修正主義月刊誌として名高い飛鳥新社の月刊誌「Hanada」の8月号の安倍晋三と櫻井よしこの巻頭対談である。中身が知りたくて図書館でこの対談だけ、コピーした。
経費100円。雑誌本体は950円もする。
39頁でふたりがオリンピックに触れて、安倍晋三がこう言った。
安倍：彼等は、日本でオリンピックが成功することに不快感を持っているのではないか。共産党に代表されるように、歴史認識などにおいても一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対しています。朝日新聞なども明確に反対を表明しました。
自分に反対するものを「反日」とレッテルを貼る。こういう貧しくも愚かな発言を、一国の総理までつとめたものがしてはならない。（午後1:58 · 2021年7月3日）
すると月刊「Hanada]編集部がtwitterでこういう。
弊誌対談のいったいどこをどう読んだらそのような解釈になるのですか？あまりにも卑劣なレッテル貼りに唖然とします。さすがは破防法に基づく調査対象団体である日本共産党！こんな人が20年以上も委員長に就く独裁政党が一定数の議席を保持しているとは・・・
破防法云々はこの類いの人たちの常用文句で、該当する月刊誌8月号の対談でも櫻井よしこも35頁でそう発言している。どう読んだら、こういう解釈になる（というか、発言そのままだが）のかがわからないのではお粗末すぎる。
私は最初からオリンピックには反対で、彼等の論理からいうと、反日的日本人だ、ということになるらしい。彼等がいっている反「日」の「日」は「過去の歴史を学ぶことを放棄した」日本人のことかも知れないな、とそぼ降る雨の中、宝くじが当たらないかと、思いながら、ワクチンがいつになったら有効となるのだろうかと窓の外を見る。またサイレンが外を通る。
