ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

とにかく方針は「無視」

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 東京五輪パラリンピック組織委員会の理事約20人が、23日に行われる東京五輪開会式の中止か、簡素化への変更を同組織委・武藤敏郎事務総長に申し入れていたことが22日、分かった。同理事らは21日に五輪・パラリンピックの開閉会式の楽曲を担当する小山田圭吾氏のいじめ問題について、22日には開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」として統括役を務めていたた小林賢太郎氏のホロコーストを揶揄(やゆ)する発言について、臨時にオンラインでの会議を行った。

 ある理事は「2つとも大問題。急きょ、会議を行うことになった。小林氏は開会式の演出全体の調整役と聞いている。それだけに、これまで通りの演出で開会式を行えば、世界中に小林氏の発言を認めたと取られてしまう」と危機感をあらわににした。そのため、小林氏が演出に一切関わってない開会式にするためには、中止にするか、各国・地域の選手の入場行進、聖火点火、開会宣言のシンプルなものにするしかないと会議に出席した理事全員が同意したという。(2021年7月22日 22時28分スポーツ報知)

 この記事を見た時に私は組織委の理事20人が、オリンピックの開催を中止しろと要求したのかと思って、こりゃ大ごとになったわい、と思っていたんだけれど、なんちゅうこともない、ただ開会式の中止を要求、ということだったのだ。それにしても、組織委員会の理事が反対するのに、それを無視する組織委員会事務総長というのは、一体何のためにあるのか、もう話は何もかもグダグダで整理がつかない。
 確かに、元ラーメンズの小林賢一郎が開会式全体のコンセプトメイキングをしたのであれば、そのコンセプトをそのまま実行するけれど、奴はクビというのは、成果は貰うけど、お前はクビって訳だから、こりゃ間尺に合わないな、という気がする。開会式を全くシンプルなものにするしかない。テレビが文句を言おうと、寂しかろうと、こんな事態なんだから、彼の作ったコンセプトをそのまま実行するのは詐欺みたいなものだ。

 この際オリンピックは本来のアマチュア・アスリートだけの競技会に戻すべきだ。プロフェッショナル・アスリートを排除するべきだと思う。そして、開催地は発祥の地、ギリシャに固定するか、参加実績のある全ての国家の順繰りにするべきだと思う。「自分のところではとても受け入れる余裕はない」という国は棄権を可能にする。そうなると美味しい利権がなくなるので、IOCを仕切りたがる奴は自ずと逃げていく。選手団は居住するためのテントを持ち込み、食事は自炊。全て手造りの世界大会にする。ま、いってみればボーイスカウト世界ジャンボリーの様なものだ。それでこそパラリンピックとバランスが合う。

 その代わり、プロフェッショナル・アスリートによる世界大会は、今の様な個別大会だとしても、利権そのままからませた高額賞金プロ大会にする。陸上大会は、例のツアーを遙かに超える、キラキラ大会だ。スポンサーがつかなかったら廃れりゃいい。