ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

9.11

アメリカでは明日だけれど、日本では今日が9.11だ。
あれから20年になった。

初めてNew Yorkへ行ったのは、1979年だったのだけれど、たまたま、シカゴからロンドンへ行くのに、週末だったから立ち寄って、職場の同僚の駐在員のうちに泊まらして貰った。
彼が住んでいたのは、Grand Centralから電車に乗っていったところだったので(今もってどこだったか知らない)マンハッタンには全くとどまらなかったから、何も見ていない。

単なる観光でようやくいったのは、2013年のことだ。だから、もうとっくにWorld Trade Centerはなくなっていた。
それから2-3回行ったけれど、ようやくグラウンド・ゼロに行ったのは、去年の2月の初めのことだ。

f:id:nsw2072:20210912002353j:plain:w360:left もうすっかり綺麗になっていて、なにを意味するのか知らないけれど、四角い大きなピットが掘られていて、四周から始終水が流れ込むようになっている。
そしてその周りの御影石に犠牲になった人たちの名前が全て彫ってある。
記念館があるが、そこには入っていない。

Trinity Churchに行く途中に犠牲になった消防士の人たちの顕彰碑のようなものがビルの壁にはめ込んであり、誰だかわからないけれど、オジサンが四六時中そこにいて、この顕彰碑を磨いていた。
この教会や近所のSt. Paul's Churchには当時大変な数の人たちが逃げてきたそうだ。

私はここでも何回も書いているけれど、当日は長野の友達が持っている山の家に一人で滞在していて、夏休みに集中して読み込む作業に没頭していた。よく見えないテレビを夜中につけていて、World Trade Centerが燃えているのを見ていた。翌日の昼に、その友達と近くのひなびた定食屋で、しょっぱい親子丼を食べながら話したことを覚えている。