今年6月に放送されたNHK BS1スペシャル「シリア 隠された傭兵たち―内戦10年の果てに―」の再放送を録画してみた。
シリアの内戦がもう10年になるというのも驚きだったが、この中身はもっと悲惨。
シリアのアサド大統領は国内の反対勢力を武力を持って弾圧している。
先日の大統領選挙では9割以上の票を得ているとして長期君臨を宣言している。
ロシアのプーチンにそっくりだ。
シリアの内戦はロシアとトルコがそれぞれ後ろにいる。
このふたつの国が後ろについている内戦はシリアだけではない。
リビアの、ポスト・カダフィの争いも全くその構図である。
アゼルバイジャンとアルメニアの戦いも、そしてイェメンでも、その構図になっている。
そして、各地の内戦に、シリア人が傭兵として派遣されているんだというのだ。
捕らえてみたら相手の戦闘員が同じシリア人、それもすぐ傍の出身地の若者だったという。
一番痛い目を見るのは、いつでも、弱者である。
この国でも例外ではない。