ほぼ足りてまだ欲 その先

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ブラジル移民

今日のリモート勉強会。

戦前になんと19万人が国策でブラジルに移民した。
政府が渡航費を援助。
どこへいっても日本国民は天皇の赤子であるといって送り出した。
コーヒー園での労働は二年で打ちきり。
日本へ帰りたくても金がないから帰られない。
自力で開拓せざるを得ない。
そのうちに儲けて日本へ帰るんだから、子どもたちはポルトガル語を勉強しなくても良い。
だから、ブラジルは、満州の日本による移民と同様にブラジルを日本移民が侵略するのではないかとして、戦争になって日本語教育も日本語媒体も禁止した。それでなにも情報が入ってこなくなった。
入ってくるのは、短波放送の大本営発表だけ。しかし、玉音放送は聴けていない。
ブラジル政府は枢軸国に宣戦布告
25万人の日本人はブラジルに取り残され、政府要人等は交換船で引き揚げる。
正月に領事館に挨拶に行くと、領事は御簾の向こうで挨拶を受けたような時代。
そんな要人たちはさっさと逃げたと受け止められた。
秘密結社「興道社」が退役軍人らが中心となって結成される。
敵性産業の禁止を掲げる。これが養蚕とハッカの生産。
米国はそれまで日本から輸入していた。
綿生産は土地が痩せてもう取れなくなった。
そこで転作した。
転換したものとそうでないものとの対立。
金儲けのために勝ち組にとどまった人たちがいる。
それはいつの時代も一緒。
金儲けのために勝ち組のためにデマニュースを出していた連中もいた。
正に今の社会と同じ。