ほぼ足りてまだ欲 その先

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とうとう待っていられなくて、ポチッとしました。
多分ご本人が答えてくれなかったのかも知れないけれど、久米宏のインタビューがなかったのがとっても物足りないね。
永六輔や小沢詔一がいないのはしょうがないけれど、荒川強啓とか小西克哉が付け足しのようにしか含まれていないのは、非常に問題だ。私は彼等の番組を終了させたTBSの姿勢には本当にがっかりした。民放は安倍晋三に屈服してもしょうがないだろうと思っているのかも知れないけれど、そこから全てが崩壊する。この本の構成の仕方に、今の日本が浮き彫りになっているような気がする。武田砂鉄、澤田大樹、荻上チキがいつまで続けられるのかは重要だ。

荻上チキの番組に出てきた「命のヴィザ言説の虚構」の著者、菅野賢治が番組中に紹介していた本で、メルボルンセント・キルダにあったカフェの名前から来ている。もちろんその大本は「千夜一夜物語」からきているわけだけれど。

今や「NO NO BOY」という言葉も大分知られてきているけれど、1943年2月に強制収容所に入れられていた日系人に対して米国政府が行った忠誠登録で二つの項目に「NO」と答えた人たちのことを示す。
第27項「(徴兵年齢に達していた男子に)あなたはいかなる場所にあっても戦闘義務をはたすべく合衆国軍隊にすすんで奉仕する用意はありますか」
第28項「あなたは無条件でアメリカ合衆国に忠誠を誓い、合衆国を外国や国内の敵対する力の攻撃から守り、また、日本国天皇をはじめいかなる外国政府・権力・組織に対しても忠誠も服従もしない、と拒絶するか」
 この本の特徴は著者が父親の死後、父親がこの「ノーノーボーイ」の一員だったことを知ることから始まる。
今でも、この種の著作に触れると、戦時中日本人・日系人がどんな扱いを受けたのかを説明するところから始まるので、些か辟易していて、この本も積極的に入手しようと思ってはいなかった。
 しかし、読み出してみて、(そういっては失礼だけれど)研究者でもなく、ジャーナリストでもない教員だった人の著作だということが意外であったし、奥付を見て気がついたのだけれど、私と同年生まれで、しかも、この人は同じ大学の同じ学部の出身者だった。