某大学の先生が主催して下さっている社会人ゼミがオンラインで開かれていて、今日が今季の最終回だった。
社会人ゼミといっているけれど参加者を見ればほとんどが高齢者ゼミといって良いメンバーで、今日は最大時15名だった。
今日のお話は、レイ・ブラッドベリの近未来小説「華氏451」だった。
書かれたのは1953年で、時代は正にマッカーシズムの真っ最中だ。
ジェラルド・チャップリンまで赤呼ばわりされ、フーバー率いるFBIに追いかけ回されたあの時代だ。
この小説についてはNHKの「100分で名著」でも昨年5月に取り上げられ、戸田山和久(名古屋大学大学院情報科学研究科教授)が解説をした。
3時間におよぶゼミの間に目から鱗が落ちるポイントがいくつもあって面白かった。
NHKのこの番組のテキストは電子書籍で落としているけれど、本編はまだ読んでいない。
しかし、今日の話で、やっぱりミシェール・フーコーの話が出てきてしまった。
やっぱり取りかからなくてはならないのかも知れない。
何しろ彼の著作は易しくないというもっぱらの評判だし、何しろみすずから出ているものが大半なので、安くない。
中古になっても安くない。
ずっと店ざらしになっている中田元の新書「フーコー入門」から始めるって奴かなぁ。