ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

意地になっている散歩

 とにかく、これまでにない月間歩数を稼ごうとして意地になっている。だから、帰ってくるとお腹が空いていて、すぐさま昼飯を食べるから、すぐこてっと昼寝する。やれやれ。

 月遅れのバックナンバーだけれど、表紙が武満徹で、アレッと思わず手にした。そういえばここのところ雑誌「東京人」には目を向けていなかった。今、立花隆著「武満徹 音楽創造への旅」をちょっとずつ読んでいるところだったので、丁度なんだが、私は別に日本のクラッシック音楽に特別興味があるわけではないし、黛敏郎なんぞは有り体に云えば右翼であったので名前を見るのもイヤ、あの声を聞くのもイヤだった。芥川也寸志はさほど魅力を感じなかった。まして、ミュージック・コンクレートなんぞに至っては怖気が走ろうというものだ。立花隆はそうした現代音楽ものも、非常に積極的に聴きに行っていたんだというのだ。

 随分昔の平凡社が出していた月刊誌「こころ」で、平凡社百周年百人に聞く一冊の本(平凡社刊)というのがあって、そこに誰かが平凡社のコロナブックスに「作家の猫」という本があって、これはなかなかに面白いのだ、と書いてあった。誰がそう書いたのかを忘れているんだが、そこだけは覚えていた。多分この種の本は神保町へ行けば雑誌専門店に転がってんじゃないかと思うけれど、丸善にいたから手に入れた。本当に稲垣足穂越中褌一本でいて、そこへ飼い猫が飛び降りている写真が掲載されている。
 コロナブックスには「作家の猫2」もあり、ついでに平凡社は「作家と猫」なんてのまで出しているのである。