ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ボストンの日本刀


Gustave Caillebotteの「風呂に入る男 1884」ボストン美術館

 テレビのぶらぶら美術館を見た。東京の展示@東京都美術館は終わっていて、今は新潟でやっているそうだ。その後は静岡へ行くという。なんとボストン美術館が持っている日本刀は600ふりにも及ぶそうだ。多分あの戦争のあと大量に流出しただろうという想像はつくけれど、明治になってからの廃刀令もきっかけになっているかも知れない。
 ボストン美術館の裏には1988年に作られた「天心園」という枯山水の日本庭園があるっす。これはボストン美術館の東洋美術収集に功績のあった岡倉天心の名前をとってつけられたものです。真裏の出入り口から出て美術館左翼へ廻ったところに入り口があるので、余程その存在を知っている人でないと、気がつきにくいのではないかという気がします。5年ほど前にボストン美術館に二日連続で通ったときにチャンスがありました。

本日の岡倉天心記念公園の空

 岡倉天心といえば、谷中に記念公園がございますが、台東区の古老の記録によると、本当の岡倉邸はあそこから少し離れたところにあったらしいですねぇ。私にとっては散歩の途中でいざという時のパブリック・トイレがあるところで、春の桜が実に印象的な公園でございます。

 ぶらぶら美術館はとても興味深い番組なんですが、「おぎ・やはぎ」の二人が生意気で好きじゃありませせん。しかし、山田五郎の解説、そしてキュレーターや評論家の皆さんの並々ならぬ知識が楽しくて良く見ます。NHK日曜美術館の方がアカデミックですが、ちょっと硬すぎる。

 山田五郎は西洋絵画についてもセミプロですから、彼のYouTubeもとても面白いので、そんなご興味をお持ちの方はご覧になることをお勧めします。