ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

都会の森

入ってすぐがもうこんな森!思わずマスクをずらす

 つうわけで、今日こそ国立科学博物館付属自然教育園にやってまいりました。まさに都会の森。都会のオアシスっていう言葉がぴったりな森ですが、水回りがどうなっているのかわかりませんが、自然の流入というのがない感じで、それをそのままにしていますから、なんだか水回りが不気味な感じに保たれております。

 もうひとつ奇妙なのは鳥の声がほとんどしないことです。園の端の方へ行くと、カラスが鳴くくらいで、それだけ小鳥たちが好きな食べ物が豊富ではない、というようなことなのではないか、という気がします。この辺はどなたかにお話をお伺いしたいところですが、多分平日にはそんな方がおられないのではないでしょうか。
 水鳥の沼に行ってみると、ダイサギが一羽、微動だにせずに佇んでおります。

 その代わりといっては何ですが、園内に繁殖している草花や、木々についてはこれはもうしつこいくらいに徹底的に名前を書いた札が設置されています。そして、なにしろ、静かです。300名以上の入場者は入れない、という方針だそうですが、今日の午後はほとんど人とすれ違うこともないし、すれ違う人がいたとしても、譲り合うのは水溜りがあるところくらいです。

 武蔵野植物園と言われる一画には珍しい植物が多いらしくて、数名の女性たちがマクロレンズをつけた一眼レフを駆使して、本当に小さな、小さな花を写真にしておられます。そんな時に、ルミックスフォーサーズのカメラにオリンパスのマクロをつけた女性が草の枝に仕切りにレンズを合わせておられるんです。何だろうと見せてもらうと、何だか犬の毛がくっついているみたいなんです。ナンタラハゴロモっておっしゃった。何だろうと思って私も写真にしました。うちに帰ってよく調べると、なんとベッコウハゴロモという昆虫の幼虫なんです!その時わかっていたら、写真になんかしなかっただろうなぁ。

 この辺に何人か、女性のカメラマンが滞在しています。中には交換レンズをがっぽりガラガラ引っ張れるショッピング用のバッグに満載しておられます。日本のカメラ業界はまだまだ大丈夫でしょうね。そうかと思うと、どうしてそんな格好でこんなところに来ちゃったの?というようなおしゃれな格好をした貴婦人もおられます。多分、隣の庭園美術館朝香宮邸を見物にこられたんでしょうねぇ。
 それでも携帯電話で大声で喋りながら歩く中国人の人がいて、思わず失笑。なんで中国から来ている人たちは、あんなに大声で電話で喋るんだろう。感度が悪いのかなぁ。いやいや、こんな発言だってレイシズムだといわれかねないかな。

 急いで五連のエスカレーターで白金台の駅へ潜り込もうとすると、最初の一連がメンテナンス中。ガクっ!いやそれにしても随分深くまで潜ります。シェルターにはなるかもね。

 浅草の六区、演芸場の前に「浅草・キッド」の水道橋博士が立候補の挨拶だといって、演説に来た。周りにいる人にどんどん質問をしてもらっている。「れいわ」はどこでも誰でもこういうやり方なんだろうか。こうしてどんどんやりとりをしているのを見ていると、ひとりひとつの質問、それも更問いなし、半時間もやらずに終わりにしちゃう自民党総裁の会見がいかに良い加減なものかがわかる。最後まで質問に答えて、終わりだというので、彼と写真を撮ってもらった。