ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

悲惨

銀座の「天國」は三本東側の路地に移転している

 12:45のアップルストア銀座・Gineusの予約を取っていたので、5-6年振りくらいで都営地下鉄の新橋に降りた。銀座の店なのになぜ新橋なのか、東銀座じゃないのか?なんだけれど、Apple銀座はこれまでいたサエグサビルが建て直すそうで、8丁目の小さなビルに移っているのだ。前のビルの半分くらいの床面積しかない。3階にひとつしかないエレベーターで上がると、ジーニアスは人でわんわんしている。多分50人以上の人が集まっている。これではコロナ感染者が出ても不思議じゃない。私はマスクを2枚した。それでも効果はわからない。

 予約の時間を20分ほど過ぎてアジア系の大変に流暢に日本語を話す男性がきた。ネイティブの日本語ではないけれど、非常に流暢だ。結論からわかったのは、私のiPod Classicは彼が持ってきたノートパソコンと繋げてみてもハード的には何が問題なのか、わからないということだった。たとえ、ハードが壊れていたとしても、製造していないのはもちろんだけれど、在庫ももう払底しているから、どうにもならないということだった。さればと、うちに帰ってから再度繋げてみると、初期設定になっているので、さまざまなボタンをあちこち押していくうちにようやく本体「ミュージック」と同期することに成功した。やり慣れないことに取り組む時は慎重にやることだね、やっぱり。

 今日は秋分の日で祝祭日だから、中央通りは歩行者に開放されて居る。しかし、銀座で人がゴロゴロ歩いて居るのは四丁目界隈だけで、八丁目から六丁目くらいは閑散としている。何よりも閉鎖されて居るビルがあちこちにある。メガネの田中のビルは一階がやっていてもその上はずっと空き家になっている。博品館の隣も「RENT」の札が貼ってある。何よりもびっくりしたのは、角の「天國」のビルが閉鎖されていたことだ。お店は裏の通りに移転しているそうだ。あのビルだって、私にしてみればそんなに古いわけじゃない。50年も経っていない筈のKurosawaのビルも解体中だし、その斜向かいの私がいつも遊びに行く前に軍資金をおろしていたみずほ銀行が入っていたビルも解体中だった(銀座第一ビル:1965年03月築)。銀座カレンは先月いっぱいで閉店した。LeSportsacはどこへ行ってしまったのか。この界隈にはたくさんあるから集約かな。

 プランタンの跡のUNIQLOに行って昨日買った3千円のシャツを交換してもらった。とても混んでいる。晴海通りに面した銀座唯一となったみずほ銀行の隣のGAPがなんだか真っ黒になっていて、全身黒づくめの格好をした、あたかもタイムズスクエアのクラブの入り口にいる連中みたいな長靴を履いたにいちゃんたちが行列の整理をしているんだけれど、一体あれはなんなの?

 これまた何年振りかで教文館に入り鈴木エイトの本を買う。面白そうだ。

 休日の昼間地下鉄に乗ると、優先席にごく平然とわかい二人連れが座っている場面に良く、本当によく遭遇する。あたかも、優先席なんぞ眼中にないという雰囲気で全く悪びれるところもない。私の推察はこうだ。平日は通勤時間帯にしか地下鉄に乗らないから、そんな時は優先席もへったくれもない。だから彼らは優先席の意味がわかっていない。爺婆にとっては選んで乗る「人様に迷惑をかけない時間帯」も休日の昼間は誰もが乗る時間なのだ。そんな時間に乗ってくる若いカップルにとってはやっぱり「優先席」は格段の意味は持っていない、ということなのではないかと思う。どうしてかというと全く悪びれていない、ごく普通という雰囲気なのだ。その結果何が起きているかというと、爺婆同士で、どっちが歳が上かを値踏みして譲り合う、という行為が待たれるのだ。