ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

涼しいと眠くなる

 確かに昼日中、日差しは結構強いんだけれど、今日みたいに風のある日の日陰はカラッとしているから、気持ちが良い。どこへ散歩に行こうか、悩んだのだけれど、できるだけ木陰ができるところを歩きたいなぁと、上野の山に上がった。結構高齢者が来るんだけれど、東京藝大のあたりは学生がいるからだろうけれど、若者が通る。なんでなのか、藝大の門には日の丸が立っている。今日は別に旗日でもないだろうし、いったいなにごとなんだろうか。まさかこの学校が四六時中日の丸を出しているわけでもないだろうに。(後でわかったんだけれど、日本大学とともに、1949年10月4日が東京藝術大学が設置された日なんだそうだ。)
 今月は奏楽堂で8-9日に藝大オペラ定期公演としてモーツアルトの「Cosi fan tutte」をやるんだそうだ。あのステージでどうやってやるんだろう。なんとこれが68回目だそうで、昨年は「魔笛」だったそうだ。有料配信までやるという自信満々コンサートですね。始まりは1956年の「椿姫」だったっていう。
 秋がやってきているのはわかるけれど、それほど目立つわけではない。ようやくイチョウが銀杏を落としている。流石にこの界隈ではマメに拾う人はいないらしい。ニューヨークではセントラル・パークのイチョウの周りに落ちた銀杏を丁寧に拾っている人を見たことがあるけれど、あれは随分寒いときだった。池袋のキャンパスでは長靴を履いてくる収集人を見た。そうでもないと、臭うからね、あれは。
 奏楽堂の前辺りにたくさんの人が集まってきていて、これは何事かと思ったら、ボランティアの配食に来た人たちだ。以前に比べたら随分人数が増えたような気がする。ボランティアの方が動きにくくなってしまった女性の方の手伝いをしていた。自分でも感じるけれど、歳を取るということは身体のあちこちの油が切れてくるということだし、かつてはなんの意識もなくできていたことができなくなるということでもある。

 美味しいものを食べたいなと思っていたけれど、ありあわせのもので済ます気になった。