ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

遠征

 ウェブで、成城石井京王線調布駅の店が豊富なお惣菜を誇っているだけじゃなくて、なんと食事を提供してその場で食べられるんだというのを読んだもんだから、週末は混むだろうとわかっているのに、行きたい気持ちを抑えきれず、何年かぶりに馬喰横山の駅から都営新宿線に乗る。多摩センター行きの電車が来て、それに乗ったらそのままで調布まで行くことができる。途中で何回か、早い電車の接続だとかいっていたけれど、そんな電車に乗り換えたらどうせ座れないんだろうからと、本を読みながらそのまま乗っていた。
 調布の駅についたら、駅が込み入っている上に何層かになっているみたいで、全然自分がどこにいてどこへ行こうとしているのかわからない。とりあえず地表に出ようとすると、エスカレーターが長蛇の列になっている。まさかここで、結構長い階段をえっちらおっちら上がることになるとは思わなかったけれど、意外に上がりやすい。これは気持ちのせいなのか、あるいは階段の高さが低いのか。駅には沢山の人がごった返していて、何が何だか分からない。

 駅ビルがトリエとかいうらしく、その一階に成城石井がゾロっと広がっていた。日頃うちの方でもお目にかかるものは見てもしょうがない、と思って惣菜や弁当のところを見たけれど、どれが良いのかわからないというのもあるけれど、やっぱり遠路はるばる行くべきものではないような気がする。肉も美味しそうなものを売っていた。そうそう、結構旨そうな鮨も売っていたなぁ。
 帰り道が重たくなるのは嫌じゃないの、といいながらせっかくだからと2−3点を買ってコーヒー豆をいつものように細かく挽いてもらう。不思議なことに成城石井のコーヒー豆を挽くオーダーシートの表記は全店同一ではなくて、微妙なところが違っている。これはどういうことなんだろうか。食べるところに席があったら入ってみようかと思ったけれど、流石に満席だった。
 こういう店がある街に引っ越したいなと思ったなぁ。

 帰りは下高井戸で電車を降り、世田谷線を写真に収め、えっちらおっちら豪徳寺まで散歩してみた。さすがにお屋敷街はやんごとない。しかし、やんごとないが、あんまりにも意外性がなくてつまらない。それにしても最近建ったのであろう建売が目につく。世の中お金のあるところにはあるんだろうと思わせる。
 新宿からは大江戸線に乗るが、新宿駅構内の縦横無尽の人の流れは流石に眼が廻りそうだった。あれでよくもまぁ、人同士がぶつからないものだと感心する。ということは、ぶつかってやろうと思っている不謹慎な輩にとってはいくらでもできるということだろう。
 京王線小田急も、駅が大きく昔とは変わっているので、もう懐かしくもなんともない。全く知らない街を走っているようだ。