ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

知らなかった!

NTTから分厚い封書が来て、何かと思ったら、来年の元日から固定電話は自動的にIP化されるからね、承知しといてね、と書いてある。
知らなかった。
わざわざ固定電話をあっちからもこっちからもIP化しませんか、という誘いがあっても断り続けてきた。
万が一の時に、IP系が総倒れになっても固定電話だけはつながるだろうという読みだった。
つまり命の綱だ。
それをNTTはなんでやめて全部IPにするのかといえば、もう加入者激減だからだ。
もう設備が持たないからやめると勝手に云っている。
じゃ、設備を更新すればいいじゃないか。なんでそれをしない。
もちろん儲からないと踏んでいるからだ。
これまでの永年の利用者をバッサリ切り捨てるのである。
可哀相なのは一体何のことか、わからないままに孤独に暮らしている高齢者たちである。
相当数がわからないままに取り残されていくことだろう。
傲慢そのものである。ひところ電話債券なんぞといって電話引きたいんだったら、7万円払えと居丈高にやっておったのに、電電公社をぶっ潰して民営化なんぞをしてしまったところから、この路線は間違った。
真藤恒は時代の寵児扱いをされたことを忘れていない。彼の講演会なんて経団連関係企業は日参したんだ。
AppleがよもやiPhoneなんてものを発明するとは思わなかったことだろう。携帯電話を君たちだって貸し出していたじゃないか。なんでそれを発展させる知恵がなかったのか。
 あ、いやいや、そんな話じゃなかった。
えらっそうに勝手に「金がかかるから辞めるからね」というスタンスはインフラ企業としてやってはならない行動である。電力もしかり、ガスもしかり、鉄道もしかり、すべてのインフラは国営であるべきなのだ。それこそが国家として国民のために尽くす、ということである。
小泉純一郎竹中平蔵の国家反逆的思想にかぶれてこの国を「ぶっ壊した」のだ。竹中平蔵はこの国を壊しておいて、非正規労働者からのピンはね会社でしこたま儲け、毎年年末に外国へ非居住者として逃れて税金を逃れてきた。こういう卑怯者によってこの国は草刈場になってきた。その原因を考えだしたのはやつらだけれど、それを平然とやらせてしまったのは、自公に投票してきた、そして投票にすら行かなかったお人好しの国民なのだ。その点では、投票に行かない半数以上の日本の有権者こそが売国者だということになる。

この国はアルゼンチンにとうとうなってしまった。