ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

出版界は減少の一途

週刊朝日は今月最終週に発売される6月9日号で休刊、つまりおしまいである。
もちろんとっくに月刊論座もなくなり、Webサイトの論座もおしまいになり、この分では朝日新聞も危ないんじゃないかという雰囲気満々。
もちろん新聞なんてもはやほとんど読まない。読売、産経は自民党の広報紙と成り果てているが、この分では朝日、毎日も、生き残るためには自民党べったり媒体を目指すのかね?ローカル紙のような広告が載っていたりするけれど、東京新聞はまだマシという雰囲気がする。ひょっとすると地方紙は残るが、全国紙は全滅かも知らんね。信濃日日は残って欲しい。
1982年10月から3年半ほどは企業広報の仕事をしていた時期があるので、週のうち二日間は朝早くからデスクについて、全国紙と東京、北海道といった地方紙まで目を通すという当番をこなしていた。会社関連の記事、業界関連の記事、に印をつけてカットしてもらっていた。それから幹部に目を通しておいてもらいたい記事を選んでA4の紙に4頁クリッピングして配布ということをしていた。どのくらいそれが活用されていたのか知らないが、そこにクリップされない記事も、後々のためにジャンル分けをして残した。後任者がどれほどそれで勉強したか知らないし、多分あいつはそれを無視しただろうとは思うが私にとっては業界を知るのに、勉強になった。
あの頃から考えると、今は財界記事に関心を払わなくて良くなったのが嬉しい。

もう週刊誌は文春みたいなバズーカ砲をバズン、バズン撃っていくようなやり方しか残っていないんだろうか。一週間単位の報道ってのはもはやどうしようもないだろうね、なにしろスマートフォンによって一日単位というよりも一時間単位で情報が流れてくるわけだから、そんなゆっくりしたことをやっている時代じゃなくなったということだ。バブルの頃には各社の週刊誌はまさに百花繚乱だったよなぁ。編集者はやりたい放題だったなぁ。やれやれ。