参議院の予算委員会はNHKが総合チャンネルで終始中継をした。日本共産党の山添拓とれいわ新選組の山本太郎の質問というか、追求を楽しみにしていたのに、私は途中から寝てしまって聞いていない。
参議院インターネット審議中継で見ることができる。
山添拓が企業・団体献金について、あるいは自民党のキックバックについて追求する。石破茂は淡々と隙を見せないぞという風情でべらべら喋るが、よく聞いているととんでもないことをいっている。
「何がソースかといえばしんぶん赤旗の記事で、じゃそれに言及したのは一体誰なのかと問うと、取材源はあかせないという」というのだけれど、それはもうすでに兵庫県知事の斎藤公彦の論理とまるで同じで、内部告発者を吊るし上げようとすることとその発想は変わらない。しんぶん赤旗は新聞であり、政党機関紙ではない。そのしんぶん赤旗が取材源を明かさないのは正当なる行為であって、正当なる権利でもある。石破茂の言い分はあたかもしんぶん赤旗の記事は十分恣意的なものであるといわんばかりである。
そのうえ、企業・団体献金の9割は自民党に対するものであることを山添拓が指摘すると、だから何だ、といわんばかりの態度を石破茂は取った。透明化を図ってきた中で自民党を有権者が支持しているのであるというんだけれど、その「透明化」が全く機能していないばかりか、これでは「ごまかされる有権者がバカなのだ」といっているようなものである。
はたしてそうなのかね。ひょっとするとそうかも知れないが。