今じゃ「ブルゾン」といったら5-6年前に流行ったお笑い芸人のこととしか理解されないだろうけれど、かつては合物のハーフコートの様なもののことをそう呼んでいたことがある。今ではそんなものまで大方羽毛のようなものが挟まったものになってしまっていて、これじゃ、ダウンジャケットと何ら変わらない。
もういつからだったのか、全く思い出せないけれど、ダウンなんかが入っていない、そんな昔のブルゾンをいつまでも着ている。チャックはもう上げても自然に下りていっちゃうし、裾もめくれ上がっちゃっていてあんまり用を足していないんだけれど、何も捨てなくてもいいじゃないか、どうせ誰も見ていないといつまでも着ている。多分見て気がついた人がいたって、まさか「そのブルゾンは随分ヘタっていますねぇ」なんていう訳はない。あぁ、あの人はあれでいいんだなと思うだけだ。
そんな状況から脱却しようかと思って探しに行くが、どこのどんなブランドに行っても、みんなダウンか、ダウンのようななにかが入っていて、ぷくぷくしたものばかりだ。きっと本当に洒落たブランドにいったら、そうでもないものがあるのかも知れないけれど、それはきっと未分不相応だったりするんだろう。
ファッション・センター・しまむらにも、UNICLOにもGUにも、モンベルにも、そんなものはない。ワークマンにもないだろうか。
無印良品オンラインには「ブルゾン」と称する、作業用ジャンパーのようなものが載っているけれど,どの色も在庫なしと表記されている。
床やはどこ?
出かけようと家から出ると、二軒隣の集合住宅に、インド系と思しき中年の男女が出たり入ったりしている。なんだろうと見ていると、不思議そうな顔をして出てきた。何を探しているのかと聞いたら、床やを探しているんだというんだよね。なんでそんなところに首を突っ込んでいたのかといえば、その集合住宅は一階のカドに美容院があるからだった。そうか、通りかかりの観光客だったらなかなか見つけにくいだろうなぁ。「あなたはどこで刈っているのか?」と聞くんだが、まさか地下鉄に二駅乗った先でとはいえない。それにそこは火曜日は休みだ。近頃では月・火と連休にするところすらある。真っすぐ300mくらい行った先にあるからいってみたら?といったけれど、やっている保証はない。立派なインド訛の英語だった。
さすがにこの本は地元の図書館にも隣の図書館にも登録されていない。なんでだろう。「地平社」だからなのかなぁ。近頃一冊で2千円ほどする本を買ったことがないので、やたら高く感じる。
今月は雑誌以外で初めて買った本だ。こういう本を書く人は殆どいない。何しろもう戦友会そのものがない。非常に興味深い。