一日中小雨というか霧雨というような雨が降り続き、温度は上がらず、そうかといって寒くはないんだが、傘をさして、本の入った重いトートバッグを肩に歩くので、ほとんどカメラを取り出すことが出来ないのがつまらない。
とうとう公明党が自民党と袂を分かったのがあちこちに波紋を広げ、石破茂の敗戦後80年談話が埋没する。もうほとんどマスコミは石破茂と見て見ぬふりをしているけれど、まだ、石破茂は総理大臣であることには間違いがない。高市早苗は自民党の総裁ではあるけれど、総理大臣じゃない。石破茂が「まだ総理大臣を辞めるとは一言もいってないよ」といえば、高市早苗はなにも出来ない。不信任案を出すしかない。
バス停で何故か今日は外国人が6人もいたが、誰ひとり並ぶ列に入らない。羊のようなものか。実は彼らは律儀に定められた通りのことをすることを「ダサい」と思っている。だから、列を作ったほうが効率が良いし、ストレスにもならないだろうことは知っているけれど、逆に列の中にいる「柔順な」自分と見られることを良しとしていないのだ。だから肉屋の店頭でも番号札を自ら取ることになっていた。列を作らずに順番を守る方法だった。これを自律的というんだろうか。床屋で順番を待って椅子に座っていると、周りに自分が来た時にすでにいた人がまだいれば自分の順番ではないということだけれど、それを四六時中キョロキョロして見張っているのは面倒くさいよね。順番に椅子に座っている方がなんぼかストレスはない。
45年ほど昔アフリカの某国で飛行機に乗る時に、ボーディングパスを持っているのに、飛行機の下に群がっている人達を見たときも、あぁ、これは羊の群れだ、と思った記憶がある。実はボーディングパスを持っていても乗れないことがあると聴いたのは、ずっとあとだった。
この二冊は一緒に読むことをおすすめします。虜人日記が先かな？
