
ハワイの真珠湾を急襲して空爆、魚雷攻撃を行った。浅い深度に魚雷を落とす練習を繰り返し行ってきた。準備万端である。相手は日曜日でのんびりしていたはずだ。宣戦布告もせず、どう考えても卑怯な攻撃だったわけだ。だからいついつまでも「忘れるな」がかれらの合言葉だったわけだ。それを英語で聞くたびに、嫌な思いをする。お前たちの国民性は根っから卑怯なんだと、いわれてきた。嫌な気分だ。
中国から撤退しろといわれて、ふん、そんなの知るかと居座った。居座っただけじゃなくて、傀儡国家までつくった。国民に天国のような農耕地が手に入るぞといってどんどん送り込んだ。総勢約27万人。他に満蒙開拓青少年義勇軍が約8.7万人。
想像するだけで心がざわざわする。明らかに他所の国の土地でそれまで農民が耕地として耕してきた畑までその中に含んでいた。想像がつかない。あ、ひょっとするとパレスティナに、知らないうちにどんどんイスラエル人が入り込んできて、家を勝手に建てて、それまで住んでいた人たちを追いやっている、あれと同じような状況なんじゃないだろうか。そりゃ恨まれるよ。北方領土といわれている島々に住んでいた人たちはソ連がやってきて追いやられたわけだけれど、それも同じようなもんだろうか。
やられた側に立ってみると、とんでもない話だったなぁと思える。
アメリカが鉄もエネルギーも供給してくれなくなるんだから、そうか、それじゃ東南アジアから買えばいいやと思っても、多分英国やオランダが売ってくれない可能性が高い。よぉぉぉし、もう怒った!じゃ、攻め込んでわが物にしちゃえば良いんだ!という解決策を採用したわけよね。冗談じゃないわけだよね、彼らからしたら。もうなにやられるかわかったもんじゃないから、とりあえず黙ってみていようってことになったんだろうなぁ。イバリンボウが入れ替わっただけだった。
国を成り立たせる要素が押し詰まってしまったら、「ねぇ、悪いんだけれどさぁ、僕ら随分困ってんだけれどね、どうにかならない?」ってお願いするしかないと思うんだよね。なんでそうならなかったんだろうか。当時、アメリカの国力は日本の5倍だったと計算している人もいるらしい。
ところで、盧溝橋事件あたりから最後、例の8月15日までに戦争にかかった費用って、一体どれほどになったんだろう。その後の東南アジア各国への賠償金も含める必要もあるだろうけれど。賠償金撤回してくれた周恩来さんありがとう。あれは助かったよなぁ。
多分、こういう考えを表明すると、治安維持法とか、スパイ防止法があったらとっ捕まって拷問で死んじゃうんだろうなぁ。クワバラ、くわばら。