
ふと気がつくと、何羽ものスズメさんが黙々と、地面に落ちているらしいなにかをついばんでいます。一羽や二羽ではないんですよ。十羽ちかくいるんです。一心不乱です。まるで、今これをやっていなかったら生きていけないというくらいに真剣なんです。
なんだか生活に追われる人々のようで、身につまされるような気がします。たぶん、アハハ!と笑いながら何処かで派手な食い物を食い散らかしている連中がいるんだろうなという気がします。でも、大きなゴミ箱の周りで、一生懸命スズメさんはなにかを食べています。そこへ自転車で通りかかったおばさんも自転車を止めて、見つめています。
それでも、ミサイルやドローンが飛んでこないだけ、ここはお陽さまも照っていて、安全なんです。食べ物を取るのは簡単ではないけれど。あっという間に値上がりしていくスーパーの食べ物を見ていると、どんどん生き延びることが余裕ではなくなっていくのを感じます。やっぱり裏金を作ったりしない人たちに、この国の舵取りを任せていきたい。ベンチにゴロンとなれないような仕切りを取り付けなくて良い日々を取り返していきたい。
