
黒い雲が厚い層を作り、風はビュービューと吹き付け、時には雨粒を窓に打ち付ける、そんな一日である。したがって、ゴロゴロといぎたなく寝転んでいたのである。
昭和16年、1941年に私の母校の予科に入学した人たちが四半世紀ほど前に作った文集の写しが、どこからかやってきていて、ちらっと読んでみた。例の日本基督教団に連なることになったキリスト教プロテスタント各派と違って、当時のカトリックは、同盟国たるドイツ、イタリアがそうだったからといって「まだしも」といわれ、逆に米国、英国に端を発する日本聖公会は「まさに敵性宗教である!」といわれたんだそうで、いやはや無茶苦茶だなぁと恐れ入る。聖公会の聖職者、あるいは神学生徒の中には憲兵に引っ張られ、九段下の憲兵本部の監獄にぶち込まれた人もいれば、軍事教練で「イエスと天照大神とどっちが偉いか」と教練軍人に聞かれ、イエスであると答えたら、徴兵猶予解除され、すぐさま徴兵されたという学生もいた。やっぱり現実だったのである。
盲信天皇制独裁専制国家が立憲君主制だったとは真っ赤な嘘である。