ほぼ足りてまだ欲 その先

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おかげで

 ベトナム戦争が冷戦の代理戦争のようになって、アメリカ軍が南ベトナム軍にどんどんてこ入れして次から次に軍を送り込んでいるとき、同盟国からも軍隊がどんどん送り込まれていましたね。韓国軍は勇猛果敢として報じられていた記憶がありますが、その勇猛果敢というのはレジスタンスや来たベトナム軍だけでなくて、勿論全くの民間人に対してもその攻撃性を遺憾なく発揮してしまっていたわけです。
 オーストラリア軍はいわゆる西側が出兵した戦争にはひとつの例外もなく、すべて出兵していますから当然、豪軍も様々なことに巻き込まれていたはずです。
 しかし、私たちの国は、おかげさまでただの一人もベトナムへ出兵することなく、ただの一人の兵士もあの戦争で命を失うことはありませんでしたし、ベトナムの人たちからただの一人として命を奪うことをしませんでした。
 それはひとえにわが国の憲法のおかげだったわけです。どんなことがあっても紛争の解決の手段として軍事力を使わないという高邁なる思想の基にいたからです。