先月末から3月まであるイラストレーターの個展が渋谷で開かれていて、一昨日が彼の誕生日だったので、昨日はみんなで月島へもんじゃを食べに行く会だった。彼の絵は非常に特徴的なモノで、誰がいつどこで見ても必ず、あぁ、彼の絵だとわかる。売れるってことはなにか、そんなモノを生み出さなければならない。その上、この歳になってもそんな緻密なクリエイトする力を持ち続けている事が実に素晴らしい。アーティストというのはそういうものだといわれてはいるけれど、どんどん広がっていく事がはなはだ驚異だ。人を唸らせるっていうのは並大抵ではない。こっちは唸り続ける人生だ。
昨日集まっていたのはほとんど同じ世代で、男の中では私がほんの少し若いがみんな良い歳だ。
今イラストレーターの世界は大変に厳しい状況にあるらしくて、業界の主力はほとんどが女性で、なおかつそれで自立できている人たちはほとんどいないというのが現状なんだ、という話をお伺いしていたら、そこに来られていた女性のひとりが、「私もそのひとりです」と仰ってびっくりした。
アナログでイラストを描いている人が大変に減っているらしい。
