ほぼ足りてまだ欲 その先

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映画

 かねてこの映画を見たいと思っていた。
「BOYHOOD」(邦題:6才のボクが、大人になるまで。 2014)主人公の少年が6歳から高校を卒業するまでの映画作品だけれど、4人の登場人物はすべて同一人物で12年間をかけて作ったという映画。誰かがいっていたけれど、日本には「北の国から」という同時進行のドラマがあるって。
 WOWOWでの放送だけれど、わが家のシステムではWOWOWを録画できない。ケーブルテレビを介してみているかららしい。かつてケーブルテレビにどうしたら良いんだと訊いたら、新しい録画機能付きチューナーにしなくてはできないというのだけれど、それにすると月額が高くなる。じゃ、いらねぇよ、と啖呵を切ってしまったので、それっきりだ。だから11時からの165分間、テレビを占拠。昼飯を食いながら見た。長いよ。しかし私は退屈はしなかった。
 舞台はテキサス。主人公のサムソンの母親はテレビドラマ「Medium」で超能力を持つ捜査官アリソン・デュボアを演じたPatricia Arquetteが演じていて、三回離婚する。実生活でもそれ位離婚しているというのがおかしい。かけた年数もさることながら、ほんわかしたドラマだと思っていたらはっきりとじっくりした映画で、数々の賞を総なめしただけの楽しみはある。
 最後に息子を大学へ送り出すに際して「こんなに人生が短いんだとは思っても見なかった、これだけしきゃ残っていない」と泣くのが印象深い。
 そういえば、昨日、誰かが「人生っていつまでって決まっていれば楽なのに」といっていたっけなぁ。