ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

その後の猫2号

 先月初めに娘が拾ってきちゃった猫2号は今やすっかり元気者となり、一部屋占領して暮らしております。こいつがものすごく活発な奴で、というより普通の猫で、一旦部屋を空けるとあっちへすっ飛んでいったかと思うと部屋に戻り、こっちへいって潜り込んだと思うとまた滑って帰ってくるというわけで、めまぐるしく走り回っております。
 あの雨の晩にそのままあそこにいたらどうなっていたかと思うと、胸が苦しくなりますが、見ない振りして過ごしている日頃が、どうなんだろうかということになります。
これってねぇ、世の中の弱い立場に立っている人たちの代弁者でもあります。麻生太郎が猫を拾うとはとても思えない。なにしろ数限りなく人間が捨てる元ペットがいるってことに胸が圧迫されそうです。

American Graffiti

 グラフィティーは日本語のようにフラットに発音するのではなくて、「フィ」にアクセントがあるので、日本語発音すると通じない、って事に気づかされました。
 先日のNZバス旅行中にアメリカ・オレゴン州ポートランドからやってきた、ほぼ同年代と覚しき夫婦と一緒になりました。二日目の朝ご飯だったか、昼ご飯の時に席が一緒になり、話し始めたらオージーのおじさんがやってきて後ろから「彼に家族の話をさせるんじゃないぞ」といっていったのです。おや、一体何事かいなと思ったら、彼が自分から話し出したのですが、彼ら夫婦はなんと9人の子どもがいて、それが全員養子だというのです。出身が二人ともポートランドで養子?と聞いて私が最初に思ったのは彼らはモルモンか?ということだったのですが、しかし目の前で珈琲を飲んでいますから、そうではなさそうです。時々アメリカ人の中には養子ということに非常に前向きな人がいますし、宗教的でもそうでなくても、本当に純粋に海外から養子をする人がいます。彼らの子どもの中には東洋人(そういえば東洋人という言い方を最近しませんねぇ)も数人いる様子です。
 旅の最後の夕飯でまた同じ咳になったので、彼らは一体どこで出逢ったのかという話をしたら、それがまさにAmerican Graffitiの世界なんです。高校時代に街の中を男子連中が車でトロトロしながら(アメリカの運転免許は16歳から取得できます)、女の子と出会うという、そういう状況だったというのです。あの話は本当だったのですねぇ。
 彼らは大学を卒業した22歳に結婚。今年結婚してから47年になるといいますから69歳で、私たちとは一歳違い、ほぼ同年齢でした。

 彼らの話で面白かったのは中国結婚事情でしょうか。日本でもかつては家付きカー付きばばー抜きなんてこともいいましたし、ちょいと前なら3kなんてこともいいましたが、今の中国でもほぼ同じことがいわれているそうで、公園にマッチメイキングの人がいて、いろいろ組み合わせるんだそうですが、女の側の話で、免許もないのに、高級車を買っちゃうんだそうです。それもその辺の日本車なんかじゃないんだそうで、ドイツとかイタリアの車だってんです。恐ろしいことになっています。
 なんでそんなことを知ってんの?といったら、彼らは在米中国系旅行者が募った訪中ツアー一ヶ月というのに参加したんだそうで、かなり面白かったといっていました。

2015年10月15日のツイート