ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昔阪神が優勝した時以来だよ!

 電車を降りて改札に向かって地下道を歩いていると、向かいからおじさんが歩いてくる。「あれ!見たぞ、この顔は!?」ずっと目をはずさないで記憶のひだを大急ぎでたぐりはじめる。横顔になって・・判明!。思わず名前を叫ぶ。振り返る、あ、誰だろうといぶかしそうだ。そりゃそうだ。阪神タイガースが優勝した1985年に久しぶりに出会って呑んで以来あっていないのだから。すぐに分かってくれたけれど、ここ数年で私もすっかり老けてしまったからわかりにくい。彼も苦労しているはずだ。
 共通の友人の名前を出すと随分あっていないという。携帯の番号を聞いて別れる。その共通の友人に連絡を取ろうとすると、自分も彼に最近ほとんど連絡していないことに気づく。うちの電話の前に貼り付けてあるポストイットに彼の名前と電話番号が書いてあるので、電話する。奥さんが出る。「お久しぶりですねぇ〜!」という。話し始めるとどうも話が合わない。途中から気がついた。そうだ、これは同姓だけれども、違う友人の奥さんだ!途中から話を修正する。背中を汗が流れるような。ようやく電話を切る。
 食事を食べ始めても落ち着かない。食べ終わるやいなや、また電話して、その奥さんに謝る。実はさっきの電話は間違いだったと。途中から分かったけれど、梶を切り直せなかったと。汗顔の至りとはこのことなり。歳を取ると何を引き起こすか分かったものじゃない。あの家がもめないことを祈る。(無責任なり。)
 ようやく古い年賀状を見つけてきて電話番号にかけると「この番号は現在使われていません・・・」という。そういわれてみればどこかに引っ越したという葉書が来ていたんじゃないかと家人の声。それじゃあと他の友人に電話する。携帯が判明。しかし、「あいつは携帯にはなかなか出ないよ。不携帯電話と呼ばれているらしいから」という。私と大して代わりがない。あとからまた連絡をもらって家の電話がようやく判明。今年引っ越したばかりだという。ここの奥さんにも「ご無沙汰ばかりで申し訳ない」と謝る。彼らの子ども二人はこれから大学だという。まだまだ金がかかるんだなぁ。でも、彼はサラリーマンとして成功している部類のようだから大丈夫。
 すぐに眠くなり、風邪気味を感じることもあって10時過ぎには床にはいる。案の定午前3時に覚醒。