「昭和史七つの謎 part2」講談社文庫を見つける。そういえば、保阪正康氏は最近中央公論新社から「昭和天皇」を出している。558頁という大著である。はなはだ情けのないことに3千円を超えるとその場ですぐには手が出せない。しばし、考えるのである。ひとつにはビックスの「昭和天皇」を読み終わってないこと、やはり一橋大系の吉田先生の「昭和天皇の終戦史」にもまだ手をつけていないので混乱を避けたいという気持ちもある。この類をパラレルで読むとさすがに混乱を来す。保阪正康の「『特攻』と日本人」はもっと話題になるべき論文である。