ほぼ足りてまだ欲 その先

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唖然

 「柳沢厚生労働相は30日、衆院厚生労働委員会で、過去に年金記録漏れなどで、年金額が少ないと判明したものの、「時効」によって補償されなかった年金は約950億円に上るとの試算を明らかにした。(2007年5月31日0時32分 読売新聞)」はぁ〜!?とんでもない話じゃないの!呆れかえってぐぅ〜の音もでない。呆れ果てた・・・。
 極端なことをいうと、その時々の厚生大臣は責任はあるけれど、最も罪が重いのは厚生官僚、それも社会保険庁に籍を置いたことのあるひとりひとりのキャリアが、その時々に知った現状をそのままに、自分の任期にさえばれなければ良いと割り切ってきたことだろう。これだけの問題点を知っても2年やそこらの任期で、根本的解決に至らしめることは不可能だと思って放置してきた結果である。つまり、ひとりひとりが国民を向いて仕事をしてこなかったということの証明なんだね。
 だから、仕事として与えられていた役割に見合った報酬を受け取りながら、そしてその後の半ば約束されたおいしい報酬付きの天下りを享受することを期待しながら、その仕事をやってこなかったことは甚だ許し難い。そして彼らのお目付役を果たすことが出来なかったという点で、君らも職務を果たすことが出来なかったという意味で、いったい何をやっていたんだと許すことが出来ない。このただただ怠慢ながゆえに起きたとんでもない不始末を、監督し得なかったという点で、長期政権担当与党の責任はやはりぬぐい去ることが出来ないのだ。
 政争の具とするのは止めよう、とは一体全体どの口がそんなことをいわせるというのだ。