ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

馴染まず

 夜中に2回目の温泉に行くと、一人上がったところで湯船には誰もいないようだった。するとその方が「出る時には電灯を消してください」という。どうやら従業員の方のようだった。チラチラしていた雪も止んだようで、露天もシーンとして快適である。温まった身体でそのまま寝てしまえば快適だろうと思ったのに、なかなか寝付かれない。そりゃそうだ。すでに2時間半は寝ていたのだ。ラジオで局を捜してラジオ深夜便を聴き始めたが、知らないうちに寝る。
 ここからが貧乏性が裏目に出る。朝6時ぐらいに眼が覚める。寝床でそのままラジオ体操になりそうなところまでは記憶にあったのだけれど、また寝てしまったのだ。二度寝というやつ。眼が覚めたら扉を開ける音がする。時計を見ると、あ!もう朝飯の8時じゃないか。蒲団を上げに来たんだ。「ちょっと待っててぇ〜!」と声をかけると他にいった。やれやれと着替えを始めると途中で、がらっと襖が開く。おいおい!もう来たのかよ!こっちは半分下着である。待って!待って!といいながら着る。なんだかゼミの合宿で起きろ〜!とゼミ長から追い立てられているようだ。合宿所か、ここは!?慌てて朝飯に降りていくと皆さんお揃いである。膳をみると・・ウン、まさしく合宿所だといって構わない雰囲気である。ご飯とみそ汁さえ旨ければ和食はそれで既に80点なんだけれど、合宿所ではとにかく次の食事まで腹を満たすという目的の下に食事をとる、というわけでその原則を満たした。こうなると昼飯で頑張るしかない。で、肝心の風呂なんだが、朝9時になるとお湯を落とすという。そうしないと午後2時までに入れるようにならないというのである。湯量が少ないのだろうか。それほど広い湯船ではない。