ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

こんなことをいちいち・・

 「安佐北署は7日、奈良県橿原市白橿町3丁目、73歳の男性を威力業務妨害の疑いで逮捕」という記事が新聞に出て、しかもテレビのワイドショーで何度も報じられている。捕まったこの爺さんは住所を奈良に持っているのだけれど、実家が広島のJR芸備線に面したところにあって、その実家からすぐの線路の向こうにある畑に猫車で行き来するためには本当の踏切を渡っていこうとすると100m遠回りをしなくては行かれない。この辺を走る芸備線は上り下りあわせて概ね1時間に6本くらいが走る。つまり10分に1本くらいが通るわけだ。どうもJRに何度か不便極まりないからここを踏みきりにしてくれといったようだ。それでも何も実現しない。それで自分でセメントを練って固めてしまった。発泡スチロールかなんかでクレートを作って可動式にしておけば良かったのかもしれないが、線路との段差を少なくする手だてを講じた。この界隈の人にインタビューしているテレビを見ると、「線路づたいに歩く、そうでなければ山の上の道まで上がって行かなきゃならん」といっている。つまりこの辺の人は当たり前のように日常的に線路に立ち入っているということである。この事件の全国報道は多分JR西日本が告発したということだろう。そうでなければ普通は目をつむって見逃すことで成り立っている地元の状況であり、地元との関係からいえばこんなことをわざわざ突くことが正しいことだとは思えない。そうでなければ日本全国のJRの線路に人が立ち入らないようにしなくてはならなくなる。それは何を意味するのかといえばいくら金があっても終わらないということだ。JR西日本は爆弾を踏んだことにならないだろうか。