ほぼ足りてまだ欲 その先

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名前を変えるべき

 在宅で暮らしている介護の必要な高齢者やしょうがいを持つ人の生活を支援するのは「訪問介護員」と呼ばれているんだけれど、こんな名称で呼んでいる人なんて見たこともない。殆どの人は「ホーム・ヘルパー」と呼ぶ。ホームをヘルプするんである。それじゃ、ホームって何よ?という話になる。家庭、家と解釈するのが普通じゃないだろうか。するとその家庭をヘルプすると解釈する人がいても不思議じゃない。で、確かにいるんである、その手の人間が。この職種が資格化される前、お金のある人は家に「家政婦」なる職種を紹介所を通じて派遣して貰っていた。その感覚のまんまの人が今でも平気でいる。「ついでに、このゴミをコンビニのゴミ箱に捨てて帰れ」という馬鹿もいるし、「トイレの掃除しといてね」と上目線でいう阿呆もいる。ケア・マネージャー(正式名称:介護支援専門員)と取り決めた以上の作業を指示することに何のためらいのない図々しい家族も平気でいる。その上、こうした介護支援従事者に対する労働報酬がそんな理不尽に堪えるに値するほどのレベルかといったらだれも納得できないだろう。どんどん従事者が減っていくこの現状で本当に良いのか?もうすぐ介護をお願いする順番が回ってくる可能性のとても高い私はこれで良いとは思わない。
 もう「ホーム・ヘルパー」と曖昧な名称で呼ぶのはやめよう。在宅介護代行者の方がよいかなぁ。