まぁ、昔からおなじみの歌で、ドリス・デイなんかも唄っているんだけれど、この歌にはヴァースがついている。普通の人はこの種の歌の前触れっていうか、おなじみのメロディーが出てくる前にごにょごにょついているヴァースってものをあんまり聞くチャンスがないかも知れない。聞いていても唄っている人がなんか語りみたいにいっているように聞こえるのでなじみにくいのだ。
だから、歌をちゃんと練習しようと思うとここから練習することになる。この歌のヴァースは「借り物の家じゃなくて、こんな家に住みたいわ、こんな具合にね」という台詞になっている。教えてくれている人はこのヴァースのいいっぷりが気に入らないっていってる。
その気になって朗々と歌っていると、彼が「あぁたの英語は日本人が陥りやすい発音になっている」というのであるよ。彼は何でも噂によると東京の最高学府の最高偏差値の大学を卒業して有名銀行に就職していたというくらいだから、ネイティブの発音を手にしているのに相違ないんだけれど、ちょいと気に入らなかったなぁ。そうなるとこのへそ曲がり爺はどうするかというとその指摘を使って冗談噛まして笑いを取るという手段を弄するのである。