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海江田氏、参院選で与党過半数阻止表明 民主党大会
   民主党は24日、衆院選大敗後初の党大会を都内のホテルで開いた。海江田万里代表は、夏の東京都議選参院選について「党の存亡をかけた戦いだ。死中に活を求める」と与党の過半数獲得を阻止する考えを強調した。大会後の記者会見では、参院選で敗北した場合の対応に関して「刀折れ、矢尽きた場合は潔く代表を辞める」と表明した。
 海江田氏は大会で、党の再生に向けて「新綱領に示された理念を心からかみしめ、二度と国民の信頼を裏切ることなく一致結束しよう」と呼び掛けた。生活者や消費者の側に立つ政治の実現を進めるため、国会議員らが全国を回り、有権者の声を聞くための「靴底減らし運動」を開始すると宣言した。
 大会では、参院選で現有勢力の維持・拡大を目指すとした2013年度活動方針のほか、民主党を「既得権や癒着の構造と闘う改革政党」と位置付けた新綱領などが採択された。
中日新聞2013年2月24日 19時22分)

 自民広報紙の二紙については読んでもしょうがないので読むつもりはなかったのだけれど、ちらっと見たらこんな事まで書いてあった。

 もはや他の野党も冷ややかな視線を送る。民主党日教組など特定労組への依存体質を牽制(けんせい)してきた日本維新の会みんなの党が、さらに「分断」を仕掛けるのは必至だ。
 党大会に出席したある前議員は「このままだと自滅する雰囲気だ。きょうが最後の党大会になるかも…」とつぶやいた。(msn産経ニュース2013.2.24 23:55)

 もはや民主党が犯した罪は民主党一党の問題に留まらない。自民・公明両党が握り続けてきた既得権益を彼らから引きはがしたという事実は非常に重要だったのにも拘わらず、海江田が認めているように民主党は国民の信頼をものの見事に裏切り、小沢一郎を自民とその後ろにいる霞ヶ関に売り飛ばし、唱えて選挙に勝った公約を全部(といって過言ではない)反故にしただけではない。自民・公明以外の政党で政権運営ができないのではないかという不安感を国民に生じさせた上に、それ以外の政党に政権担当の意欲(まぁ、元からなかったといえばそれまでだが)をすっかりそぎ落とさせてしまった。
 私たちは次なる選択肢を見つけられずにいる。最悪の状態で参議院議員選挙を迎えなくてはならない。それでもTPP全面受け入れの「みんなの党」では植民地政策の承認にしかならないし、維新は話にならない。森ゆうこが緑の風とジョインして、女性票を説得できる姿にしてくれないかという気がする。いくらなんでも、今回のオバマとの狸芝居によってこの国を植民地化しようとする、これまで通りの自虐・売国政策から私たちはこの国を取り戻さなくてはならない。
 自民党広報紙の売れていない方の記事にはもはや公器としてのマスコミの矜持なんてどこへやらで、「党大会に出席したある前議員」とは一体誰かを証言してみたらよい。明らかに彼らのねつ造に決まっている。
 ということを指摘しても、喜んでこれを受け入れる市民に充ち満ちているんだろうなぁと思うと憂鬱そのものだ。この国が本当に独立することは不可能なのだろうか。だったらそれでこの国はいよいよ本当に植民地となってしまうしかないのだろう。