ほぼ足りてまだ欲 その先

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熱気球

 JTBグランドツアーのエジプト・ツアーは今カタログにある三つのツアーは全部ルクソールに行く。あの事故に遭遇したのは「悠久のナイル川クルーズと古代エジプト10日間」2月23日出発のツアーだろうか。スケジュールを見ると4日目早朝に希望者に対するオプションとして「ご希望の方はバルーンのオプションにご案内します」と書かれている。このツアーは最少催行人数6名、最大募集人数15名とされているから、同行の人々が他に2名から13名おられる筈。残りの方達は今現地でどうしておられるのだろうか。ツアーは中止となって帰国するのか、あるいは残りのスケジュールを続けるのだろうか。
(【追記 130228】朝日新聞2013年2月28日によると同じツアーのリヴァー・クルーズに乗っている日本人客には事故のことは知らされていなくて、そのままツアーが続いているのだそうだ。)
 JTBグランドツアーはツアーの中でも豪華ツアーを提供、として知られている。この分野は今や定年後の夫婦旅行をターゲットにしたものを出していて、一方にHISの様にとにかく格安で突っ走るツアーの分野がある。
 そんなことをいってはなんだけれど、夫婦が同時に事故死というのは残された遺族にとってはともかく、二人にとってはあっけなくもあっさりだよなぁと自分は思ってしまう。わが家では旅に行く時は保険を事故処理費用・治療費用をめいっぱいかける。しかし、生命保険は今やもうほとんどかけない。常に旅先ではほぼ同一行動だからどちらかがなんかの理由で死んだとしたら、もう一方も運命は同じだからだ。
【追記130228】案の定テレビのモーニングショーではいわゆるコメンテーターと称する連中が「地元にきちんと拠点を持って安全管理をするべきだ」なんて的外れなことをいっている。そんなことをどこもやっていないことはお見通しだろう。それも知らずに例えばJTBが全部自社でまとめ上げていると思っているというのだろうか。日本人は簡単で、自分が旅に出るということがいかに自己責任なのかをわかっていない。だからこそノンベンダラリと団体旅行に行くことができるわけだけれど。
 そんなことをいって自分が遭遇するであろう様々なトラブルに自分で解決に立たなきゃならないのは面倒といえば面倒だ。しかし、それが旅だな。
 ウチの連れ合いだったらあの熱気球には確実に乗っている。ということは私も乗っていただろう。